サントリー美術館「オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ」
会 期: 2016年6月29日(水)~8月28日(日)

昼顔形花器「蛾」
エミール・ガレ 1900年
サントリー美術館 ©藤森武
19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパ都市部を中心に沸き起こったアール・ヌーヴォー[新しい芸術]。絵画や彫刻、建築に限らず、生活の隅々にまで良質な芸術性を求めたこの様式は、幅広いジャンルの美術工芸品を発展させ、人々の暮らしを豊かに彩りました。こうしたなか、フランス東部ロレーヌ地方の古都ナンシーで、ガラス、陶器、家具において、独自の表現世界を展開したのが、エミール・ガレ(1846-1904)です。
詩的で、幻想的、そして象徴的なガレの作品は、器であり、テーブルであり、形こそ用途を保ちながら、それに留まらない強いメッセージを放っています。見る者の内に深く染みわたり、心震わす彼の芸術性は、愛国心や異国への憧憬、また幼い頃から親しんだ植物学や生物学、文学などへの深い造詣に裏付けられています。
本展は彼の創造性を、その源となった5つの柱から捉え直し、頂点を探る試みです。国内有数を誇るサントリー美術館のガレ・コレクションから選りすぐりのおよそ100件を一堂に会するとともに、国内の未発表作品約20件を公開いたします。またオルセー美術館の特別協力により、日本初出品となるガラス器や、彼の鋭い洞察力と制作過程を示す重要なデッサン類約40件をご覧いただける機会です。詩情豊かな光と影、ガレ・ワールドの醍醐味をお楽しみください。
会期 | 2016/6/29~2016/8/28 |
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休館日 | 火曜休館(但し、8月16日(火)は開館) |
開館時間 | 10:00~18:00(金・土は10:00~20:00) ※7月17日(日)、8月10日(水)は20時まで開館 ※いずれも入館は閉館の30分前まで ※shop×cafeは会期中無休 |
観覧料金 | 当日 一般1,300円(1,100円) 大学・高校生1,000円(800円) ※中学生以下無料 ※( )内は団体料金 ※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介護の方1名様のみ無料 |
公式HP | http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2016_3/index.html |
会場 | サントリー美術館 TEL:03-3479-8600 |
アクセス |