[ text and photo by Art inn編集部] 2016/7/12 UP
「南方熊楠 もうすぐ生誕150年」は、現在、東京国立近代美術館にて「声ノマ 全身詩人、吉増剛造展」が開催中の詩人 吉増剛造さんをゲストにお迎えします。ある年の春、吉増さんは熊楠が晩年をすごした和歌山県の田辺市を訪れました。熊楠が生きた径を歩き、熊楠邸の大樹を見上げ、熊楠と近しかった人々と対話する中で、「熊楠の声」が聞こえてきたそうです。
では、吉増さんは熊楠のどんな「声」を聴いたのでしょう。
南方熊楠は私たちに何を語りかけているのでしょうか。
今回は、南方熊楠顕彰会理事の田村義也さんに研究者の視点から熊楠についてお話いただきながら、吉増剛造さんが実際に田辺を訪れた日を辿り、吉増さんと田村さんの声と言葉を通じて、南方熊楠が見つめたその先、そして熊楠の眼の奥に近づいてみようと思います。
ぜひ、吉増さん、そして田村さんとともに南方熊楠の声に耳を傾けてみてください。
【詳細】
ゲスト:吉増剛造 よします・ごうぞう 1939年東京都生まれ。詩人。文化功労者。日本藝術院会員。
現代日本を代表する先鋭的な詩人として、国際的に高い評価を受けている。
田村義也 たむら・よしや 1966年生まれ。比較文学比較文化専攻。
現在、南方熊楠顕彰会学術部長として同館所蔵資料の調査および翻刻事業に協力。成城大学非常勤講師。
日程:2016年7月30日 (土)
時間:18:00~20:00/開場17:30~
料金:1,944円(税込)
定員:110名様
会場:本店 大教室
詳細・申込:http://www.aoyamabc.jp/culture/kumagusu4/