『この世界の片隅に』展へ行ってきました。

 

広島県呉市の呉市美術館では、現在「この世界の片隅に」展が開催されています。

「この世界の片隅に」は
戦時中を生きた女性の、生活の工夫や空襲の恐怖と戦いながらも日々の暮らしを大切に,懸命に生きる様子が、描かれた作品です。
「マンガアクション」に掲載されたマンガに始まり、北川景子主演のテレビドラマ化。そして今回、クラウドファンディングによって、映画化が実現されました。

 

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私が訪れたのは8月の前期展示の時でした。
2階展示室では、マンガの原画が展示されています。鉛筆や口紅など、ペン以外のもので描いている原稿や、終盤の原稿では左手で描く手法がとられていたりと、原画でないとわからなかったことを知ることができ、とてもおもしろかったです。

展示室には,マンガ原稿とともに、戦時中に使われていた教科書や着られていた衣服など、マンガで描かれている時代に、実際に使われていたものが展示されていました。
「当時の印刷物も、かわいらしいものがあったのだな」という発見と、戦争に染まっていく日常がわかる展示物に、少し怖いという感覚と。当時のものからマンガへの理解を深めることができましたし、より実感を持って戦時中の日々を感じることができ、大変良かったです。

あとから知ったのですが、マンガ原稿は原画約450点すべてが展示されています。確かに、すごいボリュームでした。まさか全点公開だったとは…。しっかり時間をとって行くことをお勧めします。

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1階展示室では、映画「この世界の片隅に」のアニメーション原画や背景美術が展示されていました。優しいタッチで描かれた、キャラクターや当時の呉市の街並みを観ることができて、作品が楽しみになりました。
中にはミニシアターもあり,まだ公開されていなかった予告編の映像を見ることができてとても感動しました。(現在は映画サイトで観ることができます。)この時流れていた音楽が、コトリンゴさんの歌う映画の主題歌で、コトリンゴさんの歌が好きな私は、とても嬉しく感じました。同時に、この作品のこと、自分のこと、いろんな思いが巡り巡って、優しい歌声に瞳が潤んでしまい、泣き出しそうになりました。

展示の終わりには、この作品の主人公すずさんへのメッセージを書くコーナーがあり,応援の声がたくさん飾られていましたよ。

もっとじっくりと読みたいと思い,帰りにマンガを全巻買ってしまいました。
映画も11月12日(土)に公開となります。すずさんの声は、女優の「のん」さんが演じられます。楽しみ!
展示に行けない方も,ぜひ書店や映画館で、「戦争」や「生きる」に触れてみてください。

 

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展覧会情報

会期:  2016年7月23日(土)~11月3日(木・祝)
     前期7月日~9月12日 後期9月14日~11月3日
     ※9月14日よりアニメーション原画の一部展示替え
入場料: 一般1,000円(800円),大学生600円(500円),敬老割500円,高校生以下無料(要証明書)
     ※( )内は20名以上の団体料金
休館日: 火曜休館
時間:  10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
会場:   呉市美術館 
      〒737-0028 広島県呉市幸町入船山公園内
      TEL:0823-25-2007
美術館サイトURL:   http://www.kure-bi.jp/
映画サイトURL:    http://www.konosekai.jp/

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