- 2016-10-25
- 最新展覧会情報
会 期: 2017年1月3日(火)~3月20日(月・祝)

左 ポール・ゴーギャン《肘掛け椅子のひまわり》
1901年 油彩、カンヴァス
E.G. ビュールレ・コレクション財団
©Foundation E. G. Bührle Collection, Zurich
右 フィンセント・ファン・ゴッホ 《ゴーギャンの椅子》
1888年11月、アルル 油彩、カンヴァス
ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
©Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)とポール・ゴーギャン(1848-1903)。19世紀末に活躍し、今なお世界中の人々に愛されてやまないこの二人の画家に焦点を当てた、日本初となる展覧会が開催されます。
オランダの牧師の家庭に育ったファン・ゴッホと南米ペルーで幼年期を過ごしたゴーギャンは、生い立ちや性格だけではなく、絵画表現も大きく異なります。ファン・ゴッホは現実の世界から着想を得て、力強い筆触と鮮やかな色彩による作品を生み出し、ゴーギャンは、装飾的な線と色面を用いて、目には見えない世界をも絵画に表現しようとしました。1888年、彼らは南仏アルルで約2カ月の共同生活を送ります。ともに制作し、時には激しい議論を重ねながら刺激を与え合いました。
1888年11月、アルルでの共同生活が破綻する前にファン・ゴッホは《ゴーギャンの椅子》を描きます。(紹介画像右)ファン・ゴッホは生涯で1点しかゴーギャンの肖像画を描きませんでした。ゴーギャンが使っていた椅子によって、そこに座るべきゴーギャン自身の存在が表現されています。ゴーギャンの象徴的肖像画として位置付けられる本作は、貴重な1点となっています。
一方、ファン・ゴッホの死から11年後、ゴーギャンはタヒチで《肘掛け椅子のひまわり》を描きます。(紹介画像左)ゴーギャンは友人に頼んでひまわりの種をヨーロッパからタヒチに取り寄せ、この作品を完成させました。ひまわりはファン・ゴッホが好んで描いたモティーフであり、晩年のゴーギャンがファン・ゴッホを意識して描いた重要な作品です。
本展は、二人の画家の特徴を浮き彫りにし、その関係性と芸術性に光を当てています。ファン・ゴッホとゴーギャンの初期から晩年にわたる油彩画約50点を含む約65点が展示されます。
会期 | 2017/1/3~2017/3/20 |
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休館日 | 月曜休館、1月10日(火)(ただし1月9日(月・祝)、3月20日(月・祝)は開館) |
開館時間 | 10:00~18:00(金曜のみ20:00まで) ※入館は閉館の30分前まで |
観覧料金 | :当日: 一般1,500円(1,300円) 大学・高校生1,200円(1,000円) 中学生以下無料 ※( )内は前売および20名以上の団体料金 ※上記料金で、同時開催のコレクション展およびAPMoA Project, ARCHもご覧になれます。 ※小・中学生は美術館チケット売場で無料観覧券をお受け取りください。 ※「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳」のいずれかをお持ちの方、また、その手帳に「第1種」または「1級」と記載のある方に付き添われる方は1名まで当日料金が半額となります。美術館チケット売場にてお買い求めください。 ※前売券販売開始日:2016年10月1日(土) ※前売券および当日券販売期間は各販売所によって異なります。 |
公式HP | http://www.g-g2016.com/aichi |
会場 | 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階) 〒461-8525 名古屋市東区東桜1-13-2 TEL: 050-5542-8600(ハローダイヤル) |
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