1986年,世田谷美術館開館。この年,どんなアートがつくられた?

ぜんぶ1986年―世田谷美術館の開館とともに ミュージアム コレクションⅢ
会 期: 2016年11月5日(土)~2017年4月9日(日)

[赤瀬川原平《影の木(明石町)》1986年 世田谷美術館蔵]

1986年3月30日、世田谷美術館は東京都西南部の砧公園内に、郊外型美術館として開館しました。今期のミュージアム コレクションは、当館が開館した1986年に焦点をあて、約1万6千点の収蔵品の中から、この年に制作された作品を集めてご紹介します。さまざまな作品が混在しますが、それらを一堂に集めることで、当時の社会と美術の動向が垣間見えるのではないか、という試みです。

バブル経済がはじまったといわれるこの年、写真家の高梨豊と平嶋彰彦は、都市再開発ブームのなか、日々刻々と変わる東京の一隅にある生活風景を、スナップ写真として留めました。またこの年の6月10日に、赤瀬川原平、藤森照信らは現代版「考現学」ともいえる「路上観察学会」を結成し、都市に対してユーモアを交えつつ批評的なまなざしを向けた活動を行いました。
新しい絵画の動向としては、ニュー・ペインティングが80年代初頭より注目を浴びます。荒々しい筆致と明るく強い色彩を特徴とし、世界のアートシーンを席巻しました。本展では、イタリアのサンドロ・キア、フランチェスコ・クレメンテをはじめ、横尾忠則や大竹伸朗などをご紹介します。なお、本展出品の横尾忠則の作品は、この年、当館の地下創作室で公開制作されたものです。

小コーナーでは、当館の開館に先立ちご寄贈いただいた塩田岩治、サキ夫妻旧蔵の北大路魯山人コレクションを展示します、魯山人は、80年代に漫画『美味しんぼ』のモデルとして美食ブームの火付け役となり、当館での展示も話題となりました。

また本展では、建築家・内井昭蔵が「公園美術館」や「生活空間としての美術館」といったコンセプトのもとに設計した世田谷美術館のデザインやその建築のプロセスを、模型や竣工当時の写真などでご紹介します。

美術館が開館した年をあらためて見つめなおし、当館の美術館活動の原点を振り返る機会としたいと思います。

 

会期 2016年11月5日~2017年4月9日
休館日 毎週月曜日(休日の場合は開館し、翌平日休館)
開館時間 10:00~18:00 展覧会入場は閉館30分前まで
観覧料金 一般/200円(160円)
大・高生/150円(120円)
中・小生、65歳以上/100(80円)
小中学生は土・日・休日は無料
公式HP http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/collection.html
会場 世田谷美術館 2階展示室 〒157-0075 世田谷区砧公園1-2 TEL:03-3415-6011 展覧会のご案内はハローダイヤルへ:03-5777-8600
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