「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」日帰り常設展巡り!

001[text and photo by Art inn編集部] 2013/5/8 UP

2013年のGW「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」常設展を巡る日帰りの旅へ。
3年に一度開催される本展は、2012年には5回めを迎え、開催期間以外でも常設展は観ることができるとのこと。
里山にアートが徐々に根付いてきているんだなぁと。

 

公式HPhttp://www.echigo-tsumari.jp/
会  場: 越後妻有地域
会  期: 2013年
時  間: 10:00~17:00

 

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【十日町】十日町市東下組

朝7時に車で都内を出て、関越自動車道をひた走ること約3時間半、新潟県十日町市に到着。
そこからさらに市内を小一時間走り、本日ランチ予定の「うぶすなの家」へ。
築80年の茅葺き屋根の古民家であるこちらは、やきものミュージアムでレストランという素敵なスポット。
建屋に近づくと、台所で働くお母さんたちが笑顔で手を振ってくれました^^
って、あれ?扉の板にくりかえし「台所」「台所」…と書いてありますが。

 

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玄関先の土間にて、窯も煙突がやきものです。
この窯ではないけれど、11時半頃に到着したらちょうどご飯の炊きあがり時に遭遇!

 

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お風呂もやきもの!
こんなに大きいのどうやって焼いたのか。

 

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二階建ての家中を見て回っていると、「お食事できましたよ~!」の声。
またもやきものの囲炉裏端で、すて~きなお食事♪
赤い灰には、弁柄がまじっているんだそう。

 

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7人いて全員が山菜てんぷらのメニューをチョイス。
コシヒカリですよ!ほほほ。
ここ「うぶすなの家」は廃屋であったところを、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の開催を機に修復し、来訪者が立ち寄れる施設へと甦らせたのだそう。
そしててきぱきと切り盛りするのは地元のお母さんたち。
美味しい食事ごちそうさまです!

 

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【川西】十日町市上野甲
続いて、ジェームス・タレルの《光の館》へ。
この作品(館)の為に、土地を切り開き、道を作ったのだとか。期待の込め方がすごい。

タレルは谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』から着想したとのこと。

 

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居間に寝転がると、天井が。。

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開いた~!

予約すれば宿泊もできるそうで。
地下の光るお風呂もなかなかいい感じでしたよ。

 

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【松代】十日町市松代
タレルのお次は、農舞台へ移動。
独特のカタチ。
舞台だからでしょうか?

そうそう、トイレが面白いのでぜひ入ってみてください。
ちょっと焦ります。。

 

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カフェは水色~。
さすがに疲れたので豆乳ベースのスイーツなど。

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能舞台脇の小澤剛《かまぼこアートセンター》。
可愛いらしいです。
小さい方のドアは開きます。
車で走っているとよく目にするこのかまぼこ型の屋根。
豪雪地帯ゆえ、雪が落ちやすいよう工夫されているのですね。

 

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【松之山】松之山
さらに移動。
お待ちかね。クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン《最後の教室》へ。
廃校になった小学校が使われています。
受付で、地元の優しそうなおじいさんに館内の説明をお聞きし中へ。

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真っ暗で何にもみえましぇん。
徐々に目が慣れてきて。。
ヒィぃぃぃぃぃ~~~

 

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1~3階まで、まるでお化け屋敷顔負けの校内を行く一行。
音に光に右往左往。
し、心音が…。
校内全体的に真っ黒の額縁がいくつもいくつも並んでいて、実はそれが一番怖かったり。。(こちらは旧音楽室)
不在の恐怖を感じます。

 

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【十日町】十日町市本町
最後はキナーレ。
中央の水が張っています。2012年時は、ここにボルタンスキーの《No Man’s Land》があったのです。
観たかったなぁ。

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ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガー《ゴーストサテライト》
十日町市で収集した廃材、日用品、農具などをユーモラスに組み合わせてます。
とってもにぎやかな作品。

 

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山本浩二《フロギストン》
炭化させた地元の木々で彫刻してます。
ほんとの森みたいな構成です。

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栗田宏一《ソイル・ライブラリー》
このあたりで採れた土。
とてもきれいな色…

 

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クワクボリョウタ《LOST #6》
小さなおもちゃの電車が映し出すシルエット。
この電車に乗って、自分が旅してるみたい。

十日町の機具や農具を並べてます。

 

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カーステン・ヘラー《Rolling Cylinder,2012》

床屋のサインポールの中に紛れ込んでしまったかのような。。

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カフェいい感じ。

そして旅の締めには、名店「由屋」(よしや)でへぎそば。
新潟県十日町市&津南町、まだまだ見たりぬとこだらけです。
ポイント間が遠いのが難ですが、機会があればまた来たいと思いました。

 

 

 

 

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