神戸ファッション美術館 「こどもとファッション 小さな人たちへのまなざし」展

会 期: 2016年4月23日(土)~6月5日(日)
03 のコピー
[ピエール=トマ・ルクレール『ギャルリー・デ・モード・エ・コスチューム・フランセ』1781年 個人蔵(石山彰氏旧蔵)]

子どもたちが着ている服は、その時代、その社会の子どもをめぐる意識や価値観をリアルに反映しています。そこから、子どもの健やかな成長を願う親の思いはもちろんのこと、その社会で共有されている子ども観、さらには性差についての意識をも読み取ることができるでしょう。 子どもは、ヨーロッパにおいて、長い間「不完全な、小さい大人」として扱われてきました。大人と区別される「子ども」という概念は中世から見受けられますが、18世紀半ばになると子どもに特別な関心が向けられるようになります。長い間成人の服のミニチュアのように作られてきた子どもの服は、この時期からその身体的心理的発達に配慮した固有のものとしてデザインされはじめ、やがて19世紀後半には独自のスタイルを生み出しました。 本展では、18世紀後期のヨーロッパの子ども服の誕生とその後の変遷をみていきます。併せて、明治以降の日本の子ども服を基軸に、絵画、版画、写真等子どもをめぐる多彩な表現をたどることにより、時代ごとに変化する子ども観のあり様をあらためて考えていただく機会となるでしょう。

 

会期 2016/4/23~2016/6/5
休館日 月曜休館 4月12日(火)~22日(金)
開館時間 10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
観覧料金 当日 一般500円 (400円) 小中高65歳以上250円 (200円)
※「神戸ゆかりの美術館」、「小磯記念美術館」へは当日入館券の半券提示により割引料金で入館できます。
※( ) 内は30名以上の団体料金
※上記料金で特別展示とベーシック展示の両方をご覧頂けます。
公式HP http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/special2015/fashionforchildren
会場 神戸ファッション美術館 TEL:078-858-0050
アクセス

 

関連記事

ページ上部へ戻る
error: Content is protected !!