東京都現代美術館の「マルレーネ・デュマス展」と、東京オペラシティーアートギャラリーの「藤森建築路上観察展」のオープニングに連続で行った。
金曜日にはもう、1週間の疲れが溜まってしまい、がさついた苛々でへとへとになっていた。
けれども「マルレーネ・デュマス展」を観てすっかり元気になったのだ。
現美の展示会場も今回は広々とした空間をつくり、自然光を取り入れた展示が、鑑賞する心を心地よく包んでくれていた。
マルレーネの肖像絵画は、一見暗いのだけど、そこには人物の心の闇を絵画で表現し尽くしている、創造の魂の強靭な力と、そんな作者の魂を通り抜けて描かれる浄化の力が放たれていた。
だから鑑賞者は、自らの心の闇さえも解き放つことができる。展示会場の空間がその開放を充分に許してくれていた。
作品と会場が、ひとつの祝祭の場であるかのように、疲弊した心を潤してくれたのだ。
そんな気分で新宿のオペラシティーに向かった。
「藤森建築路上観察展」もこれまた、祝祭のアート会場になっていた。
建築は芸術を生み出す人間の魂の器だ。
その器の楽しさを満喫できる展覧会になっていた。
オープニングセレモニーではたいてい華やかな立食会が催される。
現美のそれにありつけなかったので、オペラシティーの立食ではパクパク食べた。
夕食分にありつけた。
その後は会社に戻らず帰路へ。
いつもより早く帰宅できた。
というわけで、とても有意義な13日の金曜日だった。
[Art inn staff Junichi Ishikawa]
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