山口晃《東京圖 六本木昼図》2002年Courtesy of Mizuma Art Gallery cAkira Yamaguchi先週の土曜日、アートで候。を見てきましたよ。とても面白かったです。作品数も充実していて見ごたえがありました。 |
私と連れは山口晃さんが好きで、
以前ミヅマアートギャラリーでの個展を見てから
ほかの作品もぜひ見てみたいと思っていたので
今回の展覧会はとても感激しました。
山口さんの作品はフラットな着彩にも関わらず
ジオラマのように緻密で不思議な空間を描き出していて、
なんとも言えない奥行きを感じました。
精細な描写に作者の誠実感を、
描き出された人物の表情にユーモアを感じ、
とても楽しく鑑賞できました。
印象に残っている作品は「日本橋三越」シリーズ。
米粒のような大きさで描かれた人々が
実に活き活きとした表情を浮かべて
全力で「消費」を楽しんでいる姿は
現代の幸福と不幸を象徴しているように見えて
ブラックユーモアさえ感じてしまいました。
対して合田誠さんの作品。
私の好みではないけれど、
あとになって記憶に残る強烈さがあった。
誰でも作品製作に臨むときは
「人に見せる」ことを意識するもの。
でも、合田さんはそういう羞恥心をいっさい捨て、
頭の中の世界をそのまま描き出している…。
作品が稚拙に見えないのはその画力が支えているけれど
それ以前に作者のその捨て身の創作意欲を強烈に感じ、
見る者は圧倒される。
印象に残っているのは「滝」(正式名称は忘れました;)。
高さのあるとても大きな作品で、見上げるとそこに
滝と滝のしぶきや岩の間で戯れる
たくさんのスクール水着の少女たちがいる。
一見、ただのロリコンオタク野郎の妄想だけれど
少女たち一人ひとりの瑞々しい表情や
あどけない仕種を眺めていると
滝の音や水辺の涼しさ、幼い頃の思い出などが想起されて
妙な清々しさで胸が満たされた。
…この奇妙な感じはなんだろうか?
左隣に美少女ミキサーの絵があったので、
それに惑わされたのか、私は珍しく
自分の感じたことを理解できないでいる…。
<埼玉県 A>


山口晃《東京圖 六本木昼図》2002年Courtesy of Mizuma Art Gallery cAkira Yamaguchi