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 展覧会リポート:日本人の顔が変貌している!「昭和」の写真展最終章


昭和 -写真の1945-1989- 第4部『オイルショックからバブルへ』昭和50年代以降」(2007年10月20日~12月9日)を見て
←山内道雄 東京 阿佐ヶ谷 1985 年8 月 「街」より 昭和60(1985)年


2007年5月より、4回に分けて展示してきた「昭和 -写真の1945-1989-」も、いよいよフィナーレの第4部。
戦後から元号が「平成」に代わるまでの“昭和”にスポットを当てた本展覧会は、「昭和30年代ブーム」との相乗効果もあり、幅広い世代の注目を集めたのではないでしょうか?時代を懐かしむ世代あり、新しい発見をする世代あり。1枚の写真から人々が、その時代に対してさまざまな思いを巡らせるのだとしたら、展示された写真の持つ「歴史的史料価値」は計り知れません。
また、それらを多く所蔵するとともに、展覧会に合わせて作品を選ぶという、途方も無い作業に明け暮れる美術館スタッフの努力に敬意を表します。
さて、極々個人的な感想を述べるとしたら、「昭和とはハイスピードで変化した時代」の一言に尽きます。
1~4部それぞれに見どころはありましたが、全体的に、たった40年かそこらで、ここまで変貌を遂げた国は我が国以外にないと、強く感じた展覧会です。風景、建物、いえいえ一番印象的だったのは、人間たちの顔(表情)です。
教育? 思想? 文化? 食生活の変化? 第1部から第4部にかけて、刻々と変わっていく顔(図録で確かめるとより分かりやすいです)。さらに作品に写っている顔と見に来ている来場者の顔は、同じ民族? と疑問を抱きたくなるほど違って見えます。
平成時代になって早19年。その昔“近未来”と夢に描いた21世紀を生きる我々と、“昭和”時代を生きた人々との違いを、改めてチクチクと比べたくなる展覧会でした。
TEXT by Sakae Ishikawa

土田ヒロミ 砂を数える「砂を数える」より 昭和56(1981)年 .山内道雄 新宿区歌舞伎町 1984 『東京』より 昭和59(1984)年


太平洋戦争終結の1945(昭和20)年から、元号が平成へと代わった1989(昭和64)年までの、“昭和”という時代にスポットを当てた写真展。その最終章では、1970年代に庶民を席巻したオイルショックから1980年代のバブル景気などで、昭和の終幕を振り返る。
展覧会名 昭和 -写真の1945-1989- 第4部『オイルショックからバブルへ』昭和50年代以降
会 期2007年10月20日(土)~12月9日(日)
会 場 東京都写真美術館  ※Art inn美術館一覧:東京都写真美術館コチラ
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)
開館時間 10:00~18:00 ※木・金は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)
観覧料 一般500(400)円、学生400(320)円、中高生・65歳以上250(200)円 ※( )内は20人以上の団体料金

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