
★展覧会リポート:東京都庭園美術館
「世界を魅了したティファニー 1837‐2007 The Jewels of TIFFANY」展
(2007年10月6日~12月16日)を観て
←ブローチ《バード・オン・ア・ロック》ティファニー・アンド・カンパニー・アーカイブ蔵【Photo:TIFFANY&CO.】
◆170年にわたり、世界中の女性たちを魅了してきた「ティファニー」の人気は、まったく色褪せていません。そのことを本展覧会で改めて思い知りました。
◆1950~60年代生まれにとって「ティファニー」と聞けば、オードリー・ヘップバーン主演の大ヒット映画「ティファニーで朝食を」(1961年)がいの一番に脳裏を過ぎり、シネマディクト(映画狂の意)なら、次いで本編に登場するティファニーの本店でもっとも安価な「シルバーのダイヤル回し」を、思い浮かべるのではないでしょうか。
◆さしずめ、それ以降に生まれた女性たちなら、一度は「オープンハート」ネックレスに憧れたのではありませんか?
◆とにもかくにも、本展覧会は実にどうも男性には肩身の狭い展覧会であることは云うまでもありません! 幅広い年齢層の女性たちの熱い視線が、そこかしこの作品に注がれています。美術館の担当の方いわく「作品が小さいので、一箇所に来場者が集まると観にくくなってしまいます。午後4時過ぎは少し空いてくるので、できればこの時間にご来場いただきたい」とのこと。「作品が小さい」といえば、来場者の中に、オペラグラス持参の方を見かけました。
◆小さな作品の細部まで鑑賞できるし、視界を遮断できるので、作品に集中できます。しかも作品に近づかなくてもハッキリ観られるので、人の流れを気にせず自分のペースで見て回れます。作品から少し離れた場所にスッと立ち、オペラグラスを目元に運ぶ……なかなかどうして美しい姿ではございませんか。できれば少々ドレスアップして、双眼鏡もバードウォッチングではないのですからゴツイのはダメ! ゴールドに輝くハンドル付きの優雅なオペラグラスがよろしいかと存じます。
TEXT by Sakae Ishikawa
TIFFANIY&CO.日本語公式ホームページでも本展覧会が紹介されています。
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