2006年11月に、岡本太郎記念館のアトリエで偶然にも発見された『電撃』。
1947年に描かれたこの作品は、退色した絵ハガキがわずかに1枚残るだけの“幻の作品”だった。
『電撃』は同年制作の代表作『憂愁』『夜』とともに岡本芸術初期の最重要作品であり、また現存する岡本太郎の公開作品の中で最も古い作品となる。
今回ようやく修復を終え、当時の姿そのままに鑑賞できることとなった。
60年を経て再び出現した『電撃』が、今、我々に新たな感動を与えてくれる!
財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団

『電撃』とその時代
会期:2007年8月1日(水)~11月4日(日)
開館時間:10:00~18:00(火曜日休館)
会場:岡本太郎記念館
← 《電撃》 1947年(修復後)
財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団

作品名:不明
制作年:不明
財団法人
岡本太郎記念
現代芸術振興財団
◆岡本太郎記念館のスタッフたちがアトリエを整理していたときに、突然その姿を現したという『電撃』。それは、なにも描かれていないキャンバスに巻かれ、棚の奥にひっそりと眠っていたのだそうだ。 ◆『電撃』が描かれた1947年とは、中国から復員した岡本太郎が上野毛のアトリエで作品制作を再開した年である。パリから戻り「絵画の石器時代は終わった」と言い放った太郎が、戦後の日本で既成の概念や権威との戦闘を開始した記念すべき年だ。 ◆60年の歳月を経て出現した『電撃』の修復は、『明日の神話』ほか岡本太郎作品の修復を多く手がけた吉村絵美留氏が手がけた。 ◆今回の「『電撃』とその時代」では、『電撃』と同時期に発見された若い女性のデッサン画も併せて初公開される。モデルもタイトルも制作年も定かではないが、その姿は間違いなく若い頃の岡本敏子だと、同館の平野暁臣館長は語る。おそらく『電撃』を描いた上野毛時代のものであり、デスマスクや軍隊時代などわずかな例外を除いて写実的な人物画を描くことをしなかった太郎にとって、この作品は特別な意味をもっているはずだという。
| ![]() 修復された『電撃』を公開する展示室で、『電撃』の真価を熱く語る岡本太郎記念館館長の平野暁臣氏。
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