
◆ 生きている間に1度は自力で家を建ててみたい。そんな漠然とした憧れから始まった中之条での小屋作り、中之条通信はそのレポートとして作業内容をまとめて、参加者や知人に配っていた冊子です。このたびたまたま、Art innに載る事になりました。
どうなることやら。
まだ寒い時期、中之条に土地の貸し物件を見つけ、そこを借りたのが2005年春。
それまで新潟や長野などにも いい場所を探しに行ったりしていました。
しかしなかなか見つからず、なんとなく忙しさにかまけて遠のいていた時、雑誌で物件発見、即連絡、見学に行き、決定、それから3年経ったのですが、昨年暮れ、ついに土台、小屋の基礎ができた、という所です。
なんで小屋の基礎を作るのに3年もかかっているのか?それは その借りた土地が、古民家を潰したものがまるまる残っている状態で、その廃材を使って小屋を建てようとしているからなのです。その為 廃材の柱や竹、トタンなど使える所とそうでない所を分別、そこに混ざっている大量の切り株や枝を取り除き(すべて人力)、夏になったら背よりも高い雑草を刈り、忙しくなると半年行けなかったりと、あーだこーだしているうちに3年も経ってしまいました。
しかし昨年9月にちょうど中之条で、中之条ビエンナーレという美術のお祭りがあり、それに知人も参加していた事もあり、見に行きました。それで、「じゃあ次回2年後に、この小屋作りで参加してみよう。」という考えが浮かびました。
廃材でできた小屋。電気や水道はなく自然エネルギーを利用してお金は掛からない。畑に何か植えておいて食べたり、木の苗を植えて、将来薪にする、その場所にいると、何だか満足感がある。そんなイメージなのですが、その根底に流れるキーワードとしては価値転換とその実践があります。今の生活に対してこれからどういう生活スタイルにするか?そういう事も含め、まずとにかくやってみる。具体的にやってみてどうか?
それを体験してみたいです。それから実験として色々試してみたい事もあります。発電や太陽熱利用、井戸掘りなどもやりたい。だけどまずは「小屋を建てる」からスタートです。
[text by 小屋一郎]

↑小屋一郎さんが描いた、中之条小屋のラフスケッチ。どんな小屋が建っていくのか、たのしみですね!
左はラフスケッチに書き込まれたメモ。しっかりと、且つやんわりと、エコの精神が伺われます。こういうのが肝心です!!
↑小屋一郎さんが、中之条小屋の制作記録を、編集、発行している「中之条通信」。1号目は、「中之条小屋」と表記。
現在、第3号まで発行中。
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