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 [アートなサプリ] OL U-子:吾輩はOLであーる
先日、母方の伯父が公募展に入選した。

その展覧会が国立新でやったそうだ。
伯父は定年退職後水彩画を習い始め、展覧会に入選してしまうんだから
たしたもんだ、と姪ながら思う。



「文学少女病」の発作が久しぶりに起こり、夏目漱石の「吾輩は猫である」を読み始めた。
実はきちんとこの作品を読んだ事がこれまで一度もない。

作中の早いうちに、主人公「猫」の飼い主である「苦沙弥先生」が水彩画を始める場面がある。
給料で水彩画の道具一式を誂えて、絵を書き始めるのだ。

この小説が連載されたのは明治39年頃、20世紀となったばかりの頃だ。
「水彩絵の具」は「ぱっ」とした思いつきで買えるほど、簡単に手に入るものだったのかな?
と思う。

今は簡単にどこでも売っているものだし、ちょっとした大きなお店や専門店に行けば、
目移りする程、国産、外国産の美しい絵の具が並んでいる。
当時の普及率や生産量、輸入量、水彩画の教室、絵を習う人口等について調べる手立てを持ち合わ
せていないが、文豪・漱石の身の回りには水彩絵の具があったに違いない。

漱石も絵を描いたのかな?やはり水彩かな?

この作中にはレンブラントの名前も出てくる。
文学のなかの美術探し。
文明開化と在来文化ごちゃまぜの明治は以外と身近で面白い。

[text by OL U-子,illust by A-子]