■ [アートなサプリ]OL U-子 ルーブル展と懐中電灯
子供のころ、懐中電灯で遊んだことがある人ぉぉ!
はーい。
なんてお返事して下さる方、多数いらっしゃるのでは??
懐中電灯って、いいオモチャですよね。
暗闇であごの下から照らしてみたり、「ビーム!」とか言って相手に向けたりとか、
手の平にくっつけて「透ける~」なんてやってみたりして。
懐中電灯がルーブル展と何の関係が?
なんておっしゃらないでぇぇぇぇぇぇ。
・・・だって、あるんですもの、あるのよぉ!
今回の展覧会の目玉のひとつ、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作「大工ヨセフ」と関係ありあり。
この作品はろうそくの明かりがスポットライト的効果を表した、名作中の名作。
教科書でも見かける世界的名画なのはご存じの通り。
この光と闇のコントラストの表現、人物の描写、なにからなにまで素晴らしい!
17世紀の絵画は光と影や闇の表現の時代といっても過言ではないハズです。
私の注目は作業中のお師匠に明かりを提供する子供の左手。
手の向こう側にはろうそくの炎がゆらゆらと揺れている、と想像できますよね。
だって、手が懐中電灯をくっつけた時見たいに、「うす赤く透けてる」様に
描かれてるんですもの!
すごいじゃないですか。これまで人体をこんな風に描いた人はいなのでは?
手が光を通してるんですよ~、懐中電灯のない時代に!
ろうそくの煤も描写されてますが、「左手の色」に注目です。
ご自宅に懐中電灯をお持ちの方、ぜひぜひ暗いところで「大工ヨセフ」の描写実験を
なさってみて、ラ・トゥールの描写力を体験なさってください!
くれぐれも、懐中電灯でお願いします。
ろうそくだとやけどの怖れがありますから。絶対に懐中電灯ですよ!
お願いします。
[text by OL U-子,illust by A-子]
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