■ [アートなサプリ]OL Uー子 仏像ブームと私の気持ち
阿修羅展が終わって、1週間。先週末のA新聞には「仏像ブーム到来」?のような記事があった。
ここ数年、「仏像展」、「薬師寺展」、そして「阿修羅展」と仏像の展覧会が続いた。
来場者数も右肩上がりで、阿修羅展は80万人を超える盛況ぶり。
正直なところ、仏像は寺院で見たい。
有るべきところに御仏が有り、そこから衆生を長い年月の間見守っている。
そこは「清らかな静寂」の空間であり、なんとも言えない雰囲気があって、
気持ちがいい。
しかし博物館や美術館に場所がかわると「仏像」の立場がかわる。
「信仰の対象」から「美術品」になるのだ。
日本美術史を振り返ると「彫刻・彫像部門」は大半が「仏像」である。
絵画では人物像や風景画などは古くからみられるが、彫刻・彫像となると
明治以降になるまで、仏像以外のものはかなり少ないだろう。
そういう意味でも日本の彫刻・彫像の変遷を示す大切な資料として、
すばらしいものであることは変わらない。
とわいえ・・・、こういった特別展は大歓迎なのよねえ。
だってさ、普段はみれない「うしろ」がみれちゃうでしょ~。
これがたまらなく面白いのよねえ。
頭部から首のラインとか、背中とか、おしりとか(あんた変態か!)、
衣に残る文様とか、色彩とか。
普段、日に当たっていないことももあって、保存状態が大変に良いでしょ。
これは寺院ではなかなか見ることはできない、博物館・美術館のなせる技であります。
[text by OL U-子,illust by A-子]

