トップ注目の展覧会情報バックナンバー2008年3月>森美術館「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」
 森美術館「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」

デミアン・ハースト
《母と子、分断されて》
1993年
208.6 x 332.5 x 109cm (x2)、113.6 x 169 x 62cm (x2)
スチール、ガラス強化プラスチック、ガラス、シリコン、牛、子牛、ホルムアルデヒド溶液
アストルップ・ファーンリ近代美術館、オスロ蔵
「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」は、今日の現代美術界で最も重要な賞の1つである「ターナー賞」の歴代受賞者すべての作品を一堂に集める初の試みです。絵画からインスタレーション、ヴィデオまでを紹介し、英国現代美術の流れを再考します。
会 期 2008年4月25日(金)~7月13日(日)
会 場 森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

休館日 会期中無休
開館時間 10:00~22:00(火曜のみ~17:00)
入館料 一般 1,500円/学生(高校・大学生) 1,000円/子供(4歳以上~中学生)500円

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 「今年のターナー賞は誰が獲る?」毎年秋、英国の人びとの話題にのぼるのが、ターナー賞のゆくえです。現代美術界で最も重要な賞の1つといわれる同賞の授賞式はテレビ中継され、翌日の新聞で受賞者が大々的に報道されるなど、英国の国民的行事となっています。

 本展はそのターナー賞の歴代受賞者すべての作品を一堂に集める史上初の試みとなり、英国現代美術の流れをたどりながら、世界の最先端にあるアートの息吹を感じることができる展覧会です。

 ロンドンのテート・ブリテン*で1984年から開催されている「ターナー賞」は新しい美術の振興を目的とするテート・ギャラリーのパトロン団体、「新しい美術のパトロン」によって1984年に創設。名前は日本でも有名な英国人アーティストのひとりジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775~1851)に由来しています。

 絵画、彫刻、写真など既存のメディアに縛られないユニークな賞として年1回、4名のアーティストをノミネート(50歳未満の英国人及び英国在住者が選考対象)し、その作品を展示。最終選考で1人の受賞者を選出しています。
クリス・オフィリ
《ノー・ウーマン、
ノー・クライ》
1998年
243.8 x 182.8 x 5.1cm
アクリル、油彩、ポリエステル樹脂、
紙のコラージュ、地図用ビン、
象の糞、カンヴァス
テート蔵
ギルバート&ジョージ
《デス・アフター・ライフ》
1984年 482 x 1105cm
写真に着色
大阪市立近代美術館開設準備室蔵

 本展で紹介する1980年代の「ニュー・ブリティッシュ・スカルプチュア」から、90年代の「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト」(YBA)、そして2000年代の最新の動向は、過去20余年の英国現代美術の変遷を示すものです。

 「ターナー賞」を回顧することで、あなたはきっと、この最も権威ある賞が、最も斬新なアートに与えられてきたことにあらためて驚かれることでしょう。今や国際的な活躍を遂げる各アーティストの受賞当時の作品を中心に展覧会は構成されますが、ウィットに富み、ユーモアに溢れ、知的で、ポップで、衝撃的なそれらの作品群は、今見ても非常にクールで刺激的。現代美術の中心地から、世界へ投げかけられた大きな刺激を再発見することができます。

*英国の国立美術館・旧テート・ギャラリー。1897年開館、2001年改称。
「ターナー賞」展は2007年度のみテート・リバプールで開催。

グレイソン・ペリー
《ゴールデン・ゴースト》
2001年
67 x φ35.5cm

サーチ・ギャラリー、ロンドン蔵

■受賞者一覧

1984 マルコム・モーリー 1996 ダグラス・ゴードン
1985 ハワード・ホジキン 1997 ジリアン・ウェアリング
1986 ギルバート&ジョージ 1998 クリス・オフィリ
1987 リチャード・ディーコン 1999 スティーヴ・マックィーン
1988 トニー・クラッグ 2000 ヴォルフガング・ティルマンス
1989 リチャード・ロング 2001 マーティン・クリード
1990 実施されず 2002 キース・タイソン
1991 アニッシュ・カプーア 2003 グレイソン・ペリー
1992 グレンヴィル・デイヴィー 2004 ジェレミー・デラー
1993 レイチェル・ホワイトリード 2005 サイモン・スターリング
1994 アントニー・ゴームリー 2006 トマ・アブツ
1995 デミアン・ハースト 2007 マーク・ウォリンジャー

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