■ 愛知県美術館「田原(たはら)市博物館の名品による 渡辺崋山(かざん)展」

渡辺崋山 《竹中元真像》
■ 渡辺崋山(1793~1841)は、江戸時代後期の田原藩士で、政治家・文化人として多彩な活動を行いました。中でも、画家、蘭学者としては、当時を代表する一人です。この展覧会は、画家としての崋山の活動に焦点を当て、その意義を改めて見直すものです。
- 会 期
- 2010年6月4日(金)~7月11日(日)
- 休館日
- 毎週月曜日
開館時間
10:00~18:00 金曜日は20:00まで(入館は閉館30分前まで)観覧料金
一般 500円 団体 400円高校・大学生 300円 団体 240円
中学生以下無料
※ 団体は20名以上。
※ 身体等に障害のある方および付き添いの方には割引制度があります。
手帳をご持参の上、美術館チケット売場にてお問い合わせください。
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| 渡辺崋山 《孔子像》 1838年 田原市博物館 |
【田原市指定文化財】 渡辺崋山 《千山万水図稿》 田原市博物館 |
【田原市指定文化財】 渡辺崋山 《湖石白猫図》 1838年 田原市博物館 |
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江戸の田原藩邸に生まれた崋山は、藩政の中枢を担う立場をつとめ、江戸家老職にまでなります。幼少時から儒学と絵を学び、学問においては、諸外国の脅威が迫る幕末の世相を受けて、次第に蘭学にも興味をもち研究をすすめます。高野(たかの)長英(ちょうえい)らとともに、蘭学研究の中心人物として活動しますが、幕府非難の咎(とが)で逮捕され(蛮社の獄)、田原での蟄居(ちっきょ)を命じられます。蟄居中、藩主に災いが及ぶのをおそれ、自刃により49歳の生涯を閉じます。 絵画については、江戸で谷文晁(たにぶんちょう)らに学び、中国絵画や西洋絵画の学習、実物のスケッチなどを通して、自己の画風を作り上げます。中でも、迫真的な肖像画やその稿本(こうほん)(下描き)、描き手の体験を生き生きと伝える風景スケッチなどは、画家個人の生(なま)の視覚を画面にとどめており、評価の高いものです。蟄居後は、自らの境遇への苦悩を反映した作品も制作します。画家の個人的な視覚、あるいは思いを読み取れる点で、崋山の作品は近代的と評されることもあるように、現在の私たちにも親しく感じられるものです。 崋山にゆかりの深い田原市博物館には、崋山にまつわる第一級の資料が数多く収蔵されています。展覧会では、これらの中から絵画を中心に選りすぐった名品を一堂に展示します。崋山が手がけた人物図、山水図、花鳥図、俳画といった幅広い分野でのすぐれた達成を紹介するとともに、中国絵画に学んだ作品、模写やスケッチ等を含む手控(てびかえ)類、作画の過程を生々しく伝える画稿類などをとおして、崋山の絵画制作の本質に迫ります。 また、本展に関連して、「和魂洋眼」(所蔵作品展)を併催し、明治時代以降の画家たちが、西洋絵画の写実的な物の見方と日本絵画の伝統や精神性をどのように融合させていったかを、愛知県美術館の所蔵品によって紹介します。 |
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| 【重要文化財】 椿 椿山 《渡辺崋山像》(部分) 1853年 田原市博物館 |
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| 【重要文化財】 渡辺崋山 《一掃百態図》(部分) 1818年 田原市博物館 |
□ 関連事業
★記念講演会:「渡辺崋山の絵画と生涯」
講師:鈴木利昌 氏 (田原市博物館学芸員)
日時:2010年6月27日(日) 13:30-15:00
会場:愛知芸術文化センター12階 アートスペースA
*聴講無料、申し込み不要。直接会場へお越しください。
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