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 森美術館「ネイチャー・センス展:吉岡徳仁、篠田太郎、栗林 隆」
栗林 隆 《沼地》2008 ミクスト・メディア 349×569×415cm 制作風景:十和田市現代美術館、2008 年 Photo: Nakajima Kazumi
  「日本を再定義する」を2010 年のテーマに据えた森美 術館は、2010 年7 月24 日[土]から11 月7 日[日] まで、「ネイチャー・センス展:吉岡徳仁、篠田太郎、栗林 隆」 を開催します。

  • 会 期
    • 2010年7 月24 日(土)~ 11 月7 日(日)
  • 休館日
    • 会期中無休

栗林 隆 《沼地》2008 ミクスト・メディア 349×569×415cm 制作風景:十和田市現代美術館、2008 年 Photo: Nakajima Kazumi

開館時間

10:00~22:00、火10:00~17:00(但し11/2(火)は22:00 まで)
*いずれも入館は閉館時間の30 分前まで

入館料

一般1,500 円、学生(高校・大学生)1,000 円、子供(4 歳~中学生)500 円
*表示料金に消費税込
*本展のチケットで「MAMプロジェクト012:トロマラマ」展、展望台 東京シティビューにも入館可(スカイデッキを除く)
*スカイデッキへは別途料金300 円がかかります(子供は無料)。
吉岡徳仁
《スノー》
2010(1997~)

 日本の文化や芸術と自然はつねに近しい関係にありました。もともと日本でいう「自然」とは、19 世紀末に「Nature」の訳語として使われたものであり、本来は、森羅万象、天地万物など人間を含むすべての創造物を意味していました。その自然観は、宇宙の神秘や自然現象、四季の変化などを体感的、感覚的に捉え、またアニミズム的な宗教観とも融合して独自の文化や芸術を育んできたといえるでしょう。伝統的な絵画だけでなく、建築、造園、伝統芸能まで、そして戦後の美術ではもの派やその流れを汲む世代まで、自然と人工物や人間の関係性、自然の抽象化、森羅万象を意識した空間構成などを振り返ることは、地球環境が激しく変化する現代において、未来への洞察を与えてくれるものでもあります。

 「ネイチャー・センス展」では、日本の自然観に改めて注目し、現代を生きる日本人の感性や文化的記憶と「自然」の関係性を、現代アートやデザインを通して考えます。展示では、国際的に活躍する吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆の3 名のアーティスト/デザイナーが参加し、新作インスタレーションを試みます。彼らはいずれも、自然現象や人間と自然の関係性をその表現に採用していますが、自然をある意味で抽象化する彼らの手法は、より感覚的に自然を捉えて来た日本の文化を彷彿させます。また、空間を大胆に使ったインスタレーションは、鑑賞者にとっても作品を体感として経験する機会となり、それが感覚的に自然を知覚してきた日本人の伝統的な感性を喚起します。

 この感覚をここでは「ネイチャー・センス」と題し、日本の自然知覚力を再考します。それはまた、美術における日本や東アジアの文化的固有性の再考にも繋がり、「日本を再定義する」ためのひとつの視点を提示してくれることでしょう。

吉岡徳仁
《スノー》
2010(1997~)
篠田太郎
《残響》
2010
ヴィデオ(11 分)
篠田太郎
《残響》
2010
ヴィデオ(11 分)

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