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 三菱一号館美術館「三菱が夢見た美術館」
 本展では、この「丸の内美術館」計画を紹介するほか、静嘉堂、東洋文庫所蔵の名品、さらには三菱系企業やゆかりの個人が所蔵するオーギュスト・ルノワール、クロード・モネ、山本芳翠、黒田清輝らの作品を併せ、120点余(会期中入れ替え含む)が展示室を飾ります。 岩崎家および三菱の文化・芸術における知られざる一側面を、珠玉のコレクションと共にお楽しみ下さい。
  • 会 期
    • 2010年8月24日(火)~11月3日(水・祝)
  • 休館日
    • 月曜休館(祝日の場合は翌火曜日は休館、11月1日(月)は開館)

岸田劉生《童女像(麗子花を持てる)》1921(大正10)年 個人蔵

開館時間

水・木・金  10:00~20:00
火・土・日・祝 10:00~18:00
※入場閉館の30分前まで

観覧料金

当日/日時指定
一般(大人): 1300円 、高校・大学生: 1000円 、小・中学生: 500円

※日時指定券
日時指定券は、混雑時でも優先的に入場できるチケットです。
8月24日(火)~10月24日(日)まで三菱一号館美術館内、ローソンチケットで発売します。

 幕末、土佐藩の海運業を任された岩崎彌太郎(1835~1885)は、明治維新後に三菱を興して事業を引き継ぎ、海運業のみならず、造船、銀行、保険、不動産と、現代まで続く様々な事業に着手、拡大させました。同時に岩崎家と三菱は、事業だけでなく、文化・芸術とも深い関わりを持ちます。しかしこのことは、岩崎家や三菱の社風もあり、これまで一般にはあまり知られてきませんでした。
 岩崎家が興した文化・芸術に関わる施設としては、《曜変天目「稲葉天目」》(国宝)をはじめとする多くの美術品および古典籍等を所蔵する静嘉堂、《毛詩》(国宝)など、東洋学に関する貴重な書籍で知られる東洋文庫があります。しかし、岩崎家、三菱と文化・芸術との関わりはこの二つの施設のみではありません。
 三菱一号館美術館開館記念展第二弾の展覧会である本展は、明治20年代、三菱による丸の内開発の最初期に存在した「丸の内美術館」計画の紹介から始まります。実現には至りませんでしたが、当時の三菱社では、英国人建築家ジョサイア・コンドル(1852~1920)に美術館図面の作成を依頼していました。図面によれば、展示室のほか、レクチャールーム、図書室、学芸員室、といった今日の美術館としての機能を十分に備えた計画となっています。丸の内に美術館を、との夢は19世紀末より一世紀以上を経て、このたび三菱一号館美術館として実現したともいえるのです。

□ 展覧会構成

 この展覧会は、三菱一号館を設計した英国人建築家ジョサイア・コンドルによる、創業期の三菱と岩崎家に関わる建築図面約10点、油彩画を中心とする日本近代絵画約30点、油彩画を中心とする西洋近代絵画約20点、ポスターに代表される商業美術約10点、国宝、重要文化財を含む静嘉堂の名品約24点、同じく国宝、重要文化財'を含む東洋文庫の名品約30点、計120点余の様々な分野の作品が一堂に会します。

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