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チェッコ・ボナノッテ作品には、「時間」「空間」というテーマが内在し、あくまでも人間像を中核に「期待」「対照」「鳥」などの主題が卓抜な技術に支えられて軽やかに奔放に展開され、見るものの様々な解釈を可能にしている。温かみのある木という素材から派生して、古来の蝋型によるブロンズ鋳造にこだわり続けるのは母国イタリアの伝統へのノスタルジアだろう。
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1.レリーフA 1994-95年 ブロンズ、アルミニウム、銀 100×100×15 ヒロ画廊蔵
2.対照/Confrontation 1985年 ブロンズ 中冨記念くすり博物館蔵
ボナノッテは1942年、イタリア中部マルケ州にあるポルト・レカナーティという、独特の伝統が息づく小さな田舎町に生まれた。家具製作所を営む父親の影響もあって、幼いころから作業場に出入りして木に親しみ、用具を操ることや、その作業から生まれる形態への興味、さらには造形そのものへの感性が醸成されていったといってもよいだろう。
1959年、ローマ美術学校の彫刻科に入学し、抽象彫刻の父コンスタンティン・ブランクーシ(1876~1957)やシュルレアリスムに多大な影響を与えた形而上絵画のジョルジオ・デ・キリコ(1888~1978)らから大きな影響を受けながら、独自の作品世界を探る制作の旅が始まる。
学業終了後、自らも母校で教鞭をとりローマを拠点にイタリア国内はもとより、ルーマニア、イスラエルから日本や韓国、フィリピンなどのアジア諸国を巡り、精力的な活動を行ってきている。
とりわけ、ヴァチカンとの繋がりは深く、2000年にはヴァチカン美術館新正面入り口にブロンズの大扉「ポルタ・ヌォーヴァ(新しい扉)」を完成させ、教皇ヨハネ・パウロⅡ世によるオープニング・セレモニーも行われた。近年は、素描「ダンテの『神曲』シリーズ」がウフィッツィ美術館(フィレンツェ)に収蔵され、パリのリュクサンブール美術館にブロンズの大扉を制作した。
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3.対照/Confrontation 1993年 316×120×100cm. 作家蔵
4.二元性/Duality 1988-89年 ブロンズ、真鍮 143×70×70cm. 中冨記念くすり博物館蔵
会期
2006年12月10日(日)~2007年2月18日(日)
会場
彫刻の森美術館・マルチホール
開館時間
9時から16時まで(入館は閉館の30分前まで)
交通案内
【電車・バスの利用】
JR小田原駅―小田急箱根湯本駅―箱根登山鉄道「彫刻の森」駅下車、徒歩2分
JR小田原駅―小田急箱根湯本駅―箱根登山バス「強羅入口」下車、徒歩5分
【車の利用の場合】
東名厚木IC-小田原厚木道路―箱根湯本―国道1号線強羅入口で右折、約55分
東名御殿場IC-国道138号線―宮ノ下―国道1号線強羅入口で右折、約50分
所在地
〒250-0493 神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121
Tel:0460-2-1161 Fax:0460-2-1169
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