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近代陶芸の巨匠として広く人々に知られる富本憲吉は、1886 年、奈良県安堵村に生れ、2006 年が生誕120 年にあたる。
富本憲吉は東京美術学校(現・東京藝術大学)図案科に入学し、建築と室内装飾を学び、早期に卒業制作を提出して英国に留学した。そこでウイリアム・モリスやホイッスラーらの仕事を目の当たりにし、大いに触発され、帰国後、バーナード・リーチと親交を結び、安堵村の自宅に楽窯を築いて制作した楽焼から、本格的な作陶の道へと入っていった。
1926 年には上京し、千歳村(現・世田谷区上祖師谷)に新居と窯を築き、終戦まで制作の拠点とした。戦後は京都に活動の場を移し、東京時代に会得した色絵磁器の技術の洗練のみならず、金銀彩の世界に新境地を見出し、1955 年には「色絵磁器」で、第1 回重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。
1963 年に他界するまでの約50 年にわたる多彩な作陶活動は、「模様から模様をつくる可からず」という信念のもと、オリジナルな形と模様をひたすらに追求し、用と美の結合という工芸のあり方を求めて格闘した遍歴の軌跡でもある。
イベント情報
● 富本憲吉展記念講演会「(仮)世田谷時代の富本憲吉」
富本家をモデルにした小説『終りなき祝祭』で知られる辻井喬氏の講演会
2月17日(土) 14:00~15:30 講師:辻井喬
会場:当館講堂 当日先着150名 料金:500 円
● 誰もいない美術館でvol.12「ひなまつりの夜の、ひみつ」
展示作品からヒントを得て、パフォーマンスをつくるワークショップ・シリーズ。
今回のテーマは「うつわの音楽」。雛祭りの夜、美術館に不思議な音が響きわたる…。
2007 年3 月3 日(土)・4 日(日)ワークショップ:両日とも13:00~18:00
発表会:4 日(日)19:00~20:00
申し込み、詳細はお問い合わせください
●一般の方の問合せ先
世田谷美術館 〒157-0075 世田谷区砧公園1-2
Tel. 03-3415-6011(代)
ハローダイヤル.03-5777-8600(展覧会のご案内)
「生誕120 年 富本憲吉展」
Tomimoto Kenkichi :A Retrospective
会期
2007年3月11 日(日)まで
休館日
月曜日(但し2月12 日[月・祝]は開館。2月13 日[火]は休館。)
開館時間
10 時~18 時(入場は17 時30 分まで)
会場
世田谷美術館 1 階 企画展示室
観覧料
一般1000 円(800 円)、大・高生700 円(560 円)、中・小生400 円(320 円)
65 歳以上700 円(560 円)
( )内は20 名以上の団体割引料金、障害者割引あり
交通
・東急田園都市線「用賀駅」下車徒歩17 分、または美術館行バス「美術館」下車徒歩3 分
・小田急線「成城学園前」駅から渋谷行バス「砧町」下車徒歩10 分
・小田急線「千歳船橋」駅から田園調布行バス「美術館入口」下車徒歩5 分
・東急東横線「田園調布」駅から千歳船橋行バス「美術館入口」下車徒歩5 分
・来館者専用駐車場(無料60 台):東名高速道路高架下、厚木方面側道400m先。美術館まで徒歩5 分
【同時開催】
収蔵品展 「田園交響楽」
全ての生命の源でありながら、今となっては限られた場所でしか見ることが出来ない「田園」。その景色を直接カメラに収め、あるいはそれを絵に残した作家達、師岡宏次、山口薫、熊谷守一らの作品を紹介する。
会期
2007 年4月8 日(日)まで
会場
世田谷美術館2 階収蔵品展示室
観覧料
一般200(160)円 大高生150(120)円 中小生100(80)円 65 歳以上100(80)円
( )内は20 名以上の団体料金
※企画展チケットにてご観覧いただけます。

