
◆『人の世の全ての行動の根本に存在しているものは、欲望そのものです。
欲望を満たすために、様々な行為を駆使しそれらを満たそうとします。
情報としての意味と物体としての意味を持ったモノ。
行為が直接的な欲望につながるモノ。
身近にあり、誰もが手にするもの。
それが物体として選んだ本でした。』

飯田竜太《synapse》
◆飯田竜太は「本」というマテリアルを彫刻します。
本を開き、文字を読む。
この普遍にも思える行為から文字や文を解き放つ手法は、「本」に対する私たちの認識、視点をガラリと変えてしまいます。
飯田は、その本を「開く」という行為以外の行為を施すことで、「見たり」、「読んだり」、「開いたり」する欲望を満たす表現を試みています。マテリアルから何かを創造し作りあげるのではなく、もともと持っている情報を作り変える行為としての手法といえます。

飯田竜太《Oratorical inventory o7 (installation)》
◆今回Arts & Crafts(Galleryとなりアート・セレクトショップ)とGallery+(ラウンジ通路壁面)、2つのスペースにて開催する「oratorical inventory -雄弁の目録 -」では、文字と空間、それぞれの意味の遮断と再構築をテーマに新作を発表します。
Arts & Craftsでは、一冊の本の中に入っている文字を一つの行で切り抜き、編み、新しい文字や文を作り出すと共に別の形状へと変化させます。文字は本を飛び出し表面化します。それは文字が読まれ、頭の中に入っていく時の、見えない導線のようでもあります。文字たちは、別の組み合わせ、別の形状に置き換えられることで、また別の意味を作り出します。
また、Gallery+では、文字列で作られた本の本棚を出現させます。
切り抜かれた空間と遮断された文字の意味を、感じ取っていただけると幸いです。
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飯田竜太 個展 “oratorical inventory -雄弁の目録 -”
会期
2007年7月17日(火)~31日(火)
会場
Bunkamura Gallery Arts & Crafts(Galleryとなり)及びGallery+(ラウンジ壁面)
開館時間
10:00~19:30
TEL
03-3477-9178
●Bunkamura Galleryのホームページはコチラ

