新木友行 《わき固め》SIDE ARM HOLD, 2005 (c)atelier incurve 2007 |
| ◆ 2005 年、ニューヨークで、知的に障害のある人々の美術活動を支援する施設「アトリエ インカーブ」所属のアーティストたちの作品が脚光を集めました。正式な美術教育を受けていない人々による芸術“アウトサイダー・アート” のアーティストとして高く評価され、その作品は、キキ・スミスをはじめとする現代美術の作家たちやニューヨークの美術ファンに強烈な印象を与えました。そして今や彼らは、アウトサイダー・アートの枠組みさえも軽やかに跳び越えようとしています。 本展では、ニューヨークで喝采を浴びた5人のアーティストのドローイングやペインティングなど約50 点を日本の美術館ではじめて展示します。既存の枠組みを超えた彼らの鮮烈な作品世界がお楽しみいただける展覧会です。 | |
| 会 期 | 2008 年1 月22 日(火)~ 2008 年2 月3 日(日) |
| 会 場 | サントリーミュージアム[天保山] |
| 休館日 | 月曜日 |
| 開館時間 | 午前10 時30 分~午後7 時30 分(最終入場は午後7 時まで) | |
| 入館料 | ギャラリー入場料: *いずれも税込み。 大人:500 円、大学生・シニア:300 円、小・中学生・高校生:無料 *シニア=60 歳以上 *身体障害者手帳、療育手帳をご提示のお客様と付き添いの方1人は当日料金の半額 |
![サントリーミュージアム[天保山]「アトリエ インカーブ展~現代美術の超新星たち~」](http://www.art-inn.jp/tenrankai/images/071203atelier_incurve/tittle.jpg)
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・・・・・≪アトリエ インカーブについて≫・・・・・ アトリエ インカーブHP
社会福祉法人素王会が運営する、知的に障害のある人々のアートスタジオとして2002年大阪に設立。アトリエに通う人たちをアーティストと位置づけ、彼らの創作活動の環境を整え、自立を支援する。現在20名を超えるアーティストが所属。
ニューヨークの老舗ギャラリーとプライマリー契約を交わし、アウトサイダー・アート・フェアに出品するなど、その芸術性は高く評価されている。
プロのデザイナーがアーティストの作品を用いてデザインしたユニークなグッズも注目されている。大阪・心斎橋に2008年3月末までの期間限定「ギャラリー インカーブ」も開設。
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・・・・・≪アーティストについて≫・・・・・
寺尾勝広 《鉄骨部材》 IRON BUILDING MATERIALS, 2003 (c)atelier incurve 2007
鉄への愛
寺尾勝広 1960 年生まれ
父親が経営する鉄工所で溶接工として20 年間働いた、鉄をこよなく愛する男。目にするものはすべて、彼の手により有機性が消去され、鉄の構造物と化す。しかしその部品の一つ一つが、まるで彼の内奥の一部であるかのように渦を巻いて迫ってくるような錯覚を起こす。自ら「図面」と呼び、鉄の直線とボルトの十字で埋め尽くされたその作品で、溶接工時代の記憶を昇華させる。
新木友行 《わき固め》 SIDE ARM HOLD, 2005 (c)atelier incurve 2007
デフォルメプロレス
新木友行 1982 年生まれ
格闘技を愛してやまない彼は、色鉛筆によるドローイングとコンピュータ・グラフィックスによる作品を制作。黒の繊細なラインが、無骨なレスラーたちの隆々とした筋肉の動きと体のもつれを的確にとらえ、大胆にデフォルメされた技の数々は躍動感に溢れている。
勝敗を超えた魅せる試合を仕上げる彼は、最高のセコンドであり、オーディエンスなのだ。
湯元光男 《温泉宿》 HOT-SPRING INN, 2006 (c)atelier incurve 2007
幻想クリエーター
湯元光男 1978 生まれ
マテリアルを試行錯誤することなく、彼は一貫して色鉛筆によるドローイングに固執する。モチーフは、普段私たちが何気なく目にする虫や鳥、建物、船。それらはすべて丁寧にグリッド分割され、濃厚でビビッドな色遣いとは裏腹に、幻想的な世界が浮かび上がる。殺伐とした近未来都市は再構築され、鳥たちは自らの再生に歓喜の鳴き声をあげる。
吉宗和宏 《ふく》 CLOTHES, 2006 (c)atelier incurve 2007
儚き抽象形態
吉宗和宏 1984 年生まれ
その日のうちに作品を仕上げることに、彼は執着する。パースペクティブを無視した人物画や、装飾を削ぎ落とした広告商品など、その作品は日ごとにミニマルの極みへ到達しようとしている。自らに課した制約的工程のなか、湧き上がる制作への欲求と葛藤しながら画面が構成される。すべての雑念は影をひそめ、やがて純粋形態となったモチーフは脆く儚げな色彩に包まれる。
武田英治 《NOEVIR 化粧品》 NOEVIR COSMETICS, 2005 (c)atelier incurve 2007
甦る広告
武田英治 1980 年生まれ
彼がモチーフに選ぶのは、雑誌の広告ページ。あらゆる文字はすべて輪郭がとられ、情報伝達という役割から解放される。それを新たな秩序で再構成した途端、文字は主役の座に躍り出る。下描きに驚くほど時間を費やす彼は、描いては消しを何週間も繰り返すため画用紙は毛
羽立っている。不透明な絵具で着彩するため鉛筆のラインは見えなくなり、積み重ねた筆跡が浮かび上がってくる。
・・・・・≪関連企画≫・・・・・
■開催記念シンポジウム
[ 日時] 1 月26 日(土)13:30(開場13:00)~(約120 分)
[ 会場] ギャラリー内
[ 定員] 70 名(聴講無料・申込不要・先着順。ただし展覧会入場券が必要。)
■アーティスト・ライブ
ギャラリーにてアトリエ インカーブのアーティストがライブで作品制作を行い、当館学芸員が解説いたします。
[ アーティスト] 寺尾勝広氏・新木友行氏
[ 日時] 2 月2 日(土)
寺尾氏:13:00~14:00
新木氏:15:00~16:00
[ 会場] ギャラリー内
[ 定員] 40 名(聴講無料・申込不要・先着順。ただし展覧会入場券が必要。)
・・・・・≪関連グッズ≫・・・・・
約40 種類のポストカードをはじめ、アーティストの作品が楽しいグッズに生まれ変わっています。
●ポストカード●図録●ブロックパズル●クッションカバー●プロレスマン 等々
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●Art inn美術館一覧:サントリーミュージアム[天保山]はコチラ
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