■ 京都国立博物館「特集陳列 坂本龍馬」
■ 妻おりょうとの新婚旅行の様子を絵入りで土佐の実家にあてて知らせたユニークな手紙など坂本龍馬の人間性をよく示す直筆の書状(重要文化財)を中心に当館が所蔵する龍馬の遺品類を展示します。また関連する幕末資料もあわせて陳列します。
- 会 期
- 2008年7月23日(水)-8月31日(日)
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
開館時間
9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで観覧料
一般500円 大学・高校生250円 中学・小学生 無料※第2・4土曜日は無料観覧日
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| (写真上から) ・伏見鳥羽戦争図(草稿)部分 京都国立博物館蔵 ・重要文化財 坂本龍馬書簡のうち 霧島山登山図 京都国立博物館蔵 ・刀 銘吉行 京都国立博物館蔵 |
重要文化財 書画貼交屏風 京都国立博物館蔵 |
展覧会概要 幕末の志士坂本龍馬(1835~1867)は織田信長とならび日本史上で最も有名な英雄といえるかもしれません。 京都国立博物館ではかつて数度にわたって博物館が所蔵する坂本龍馬関係資料を展示してきました。 すでにその展示を御覧いただいた方も多いかと思います。 今回の特集陳列も小規模ではありますが館蔵の龍馬書簡を中心に龍馬の遺品や刀、海援隊関係資料などを展示し、あわせて関係する幕末の資料を展示いたします。 今年の大河ドラマ『篤姫』は幕末の薩摩藩が舞台のドラマですが、その主役のひとりは篤姫の幼馴染みの「肝付尚五郎」(瑛太)です。 この尚五郎はのちに薩摩藩家老の「小松帯刀」となって幕末史に足跡を残します。 そしてこの小松帯刀と坂本龍馬は深い関係があるのです(ちなみに篤姫と小松帯刀そして龍馬は同じ天保六年の生まれです)。 当館に保存されている坂本龍馬書簡のうち慶応三年四月頃に土佐の乙女姉さんへあてた手紙の中に小松帯刀の名前が見えます。 その手紙の一節に龍馬は次のように書いています。 「なお去年七千八百両でヒイヒイとこまりておりたれば、薩州小松帯刀と申す人が出しくれ、神も仏もあるものにて御座候」 龍馬が同志とともに長崎で始めた商社亀山社中(のちの海援隊)も金銭不如意で困窮することが度々ありました。(「ヒイヒイ」という表現はとても龍馬らしいものですが)その危機のひとつを薩摩藩の小松帯刀が大金を出して救ってくれたというわけです。 また小松は西郷隆盛や大久保利通の武力倒幕路線よりは龍馬らの大政奉還路線を支持していたとされます。 また龍馬は西郷吉之助(隆盛)についても別の手紙で「おおいに心のよい人だ」という意味の文章を残しています。 龍馬がいわゆる薩長同盟をなしとげるのも薩摩人や長州人とのこのような人脈の裏づけがあったからなのです。そのようなこまやかな人間関係は龍馬書簡のあちこちに見ることができます。どうぞじっくりとお読みください。 さて今年は明治維新から百四十年の節目の年であり、各地で記念の展示などが行なわれます。 今回の特集陳列でも慶応四年(明治元年)の正月四日に開戦した「鳥羽伏見の戦い」に焦点をあて、それに関連する作品を展示いたします。 遠藤蛙斎が描いた『伏見鳥羽戦争図』は大画面の迫力ある絵巻です。伏見の市街地はこの戦いで戦場となり、龍馬の定宿であった寺田屋などもこのとき被災しています。この鳥羽伏見の戦い(戊辰戦争)が日本の近代史のはじまりを告げる歴史的にとても重要な戦争であったことをご理解いただければと思います。 |
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