トップ最新展覧会情報バックナンバー2008年12月, 関東>笠間日動美術館「巨匠たちの足跡から、今、あらためて時代の潮流をふり返る」
 笠間日動美術館「巨匠たちの足跡から、今、あらためて時代の潮流をふり返る」

 この冬、笠間日動美術館では、日本近代美術史に大きな足跡を残した巨匠たちの作品を、2つの展覧会でご紹介いたします。
  • 会 期
    • 1st. 「日本近代洋画への道」 2008年12月3日(水)~2009年1月12日(月・祝)
    • 2nd. 「画家 岸田劉生の軌跡」 2009年1月15日(木)~4月19日(日)
  • 休館日
    • 毎週月曜日 (ただし1月12日は開館) 年末年始 12月25日~1月1日

高橋由一 「鮭図」 1879-80年

開館時間

午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで)

観覧料

大人700円、大学・高校生500円、中学・小学生400円、65歳以上600円
(20名以上の団体は各100円割引)
※当展覧会の入館券でフランス館、西館(日本館)と野外彫刻庭園がご覧になれます。
※春風萬里荘(北大路魯山人のアトリエを移築した江戸時代初期の茅葺屋根の民家)との共通券:大人1,100円、大学・高校生700円、中学・小学生500円、65歳以上900円(20名以上の団体は各100円割引)


1st. 日本近代洋画への道 高橋由一から藤島武二まで

笠間日動美術館は、洋画商の草分けとして日動画廊が系統立てて蒐集した日本近代美術史に名を残す画家の作品を所蔵しています。
さらに2001年には、江戸末期から昭和初期に至る西洋画を終生、心をこめて蒐集された山岡孫吉氏(ヤンマーディーゼル創業者)の貴重なコレクションが、ご子息の山岡淳男氏から当館に託されました。
これらの作品の中には、日本近代洋画の開拓者として広く知られる高橋由一、緻密な描写力の五姓田義松、秀逸な人物画の黒田清輝、満谷国四郎、洒脱な筆運びが魅力の青木 繁、藤島武二などが含まれています。

多くの美術ファンの皆様に、ご満足いただける珠玉の作品群を特別展示いたします。この展示から日本近代美術の流れとその時代を御覧いただけるものと確信しております。

高橋由一
「鮭図」
1879-80年
青木繁
「二人の少女」
1909年
2nd. 画家岸田劉生の軌跡 油彩画、装丁画、水彩画などを中心に

東京・銀座に生まれた岸田劉生は、38歳という短い生涯にもかかわらず、画家として極めて大きい足跡を残しました。
17歳で黒田清輝に外光派の画風を学び、20歳の時『白樺』同人との交友でゴッホやセザンヌを知り、近代画家として開眼します。多くの自画像、東京近郊の草地風景、そして静物画など精緻な写実を追及し、物や人物の存在を深く見つめる「内なる美」の探究へと進みました。「麗子像」も、そのなかから描かれた作品です。
のちに一転して、宋元画や初期肉筆浮世絵などの東洋的な美に心惹かれて、それらをみずからの芸術に反映させようとしましたが、道半ばで他界しました。

今回は≪自画像≫≪麗子十六歳之像≫≪村娘之図≫などの代表作に、麗子が随所に描かれた装丁画も加え、油彩、水彩、墨画、素描、版画作品などにより、劉生芸術をご紹介いたします。

岸田劉生
「麗子十六歳之像」
1929年
岸田劉生
「麗子之像」
1918年

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