トップ最新展覧会情報バックナンバー2008年12月, 関東>神奈川県立近代美術館 鎌倉別館「慈しみのまなざし 関合正明展」
 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館「慈しみのまなざし 関合正明展」
《ペニシ風景(ポルトガル)》
1970年代
個人蔵
 今回の展覧会は、2004年に亡くなった関合正明の画業を紹介する、初めての公立美術館での回顧展となります。 油彩、水彩、パステル画、素描、挿絵や装丁の仕事、写真資料など約100点を展示いたします。
  • 会 期
    • 2009年1月4日(日)~2009年3月22日(日)
  • 休館日
    • 月曜日(ただし1月12日は開館)、1月13日(火)、2月12日(木)


開館時間

午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

観覧料

一般250円(150円)、20歳未満と学生150円(100円)
※( )内は20名以上の団体料金です。65 歳以上の方、高校生以下の方、障害者の方は無料です。
※鎌倉館の観覧券で当日に限り、無料でご観覧いただけます。


 関合正明は大正元年(1912年)に東京の明石町に生まれ、川端画学校で学んだのち27歳で中国大陸に渡りました。

 そして満州国の文教部嘱託画家として働きながら満州国主催美術展覧会での特賞を受け、一躍注目を浴びるなか「黄土坡美術協会」を結成します。
 終戦により帰国し、1947年から2年間のみ国画会に参加した後は完全に画壇をはなれ、挿絵や装丁の仕事のかたわら個展での作品発表と句集・随筆集の執筆にいそしむ独行の画家・文人として、その闊達な人柄と相まって静かに熱烈な支持者を増やしていきました。

《オヴェールにて》1982年頃 
禅定院蔵
 多くの交友関係のなかでも、満州時代に知り合い、『青い雲』(1969年読売新聞連載小説)や『リツ子・その愛』『リツ子・その死』などで挿画を提供した小説家の檀一雄との交友は、戦後ふたたび画家を海外へと連れ出します。

 1970年にポルトガル在住の檀に招かれ渡欧したのを機に、ヨーロッパやカナダ、韓国、インドネシアで描かれたスケッチをもとに、味わい深い風景画の佳品をつぎつぎに生みだしました。また晩年、1974年に北鎌倉に閑静な住まいを構え、なにげない日常の事物にも鋭いまなざしを注ぎ、ますますその画境に深まりをみせることになります。
その非凡なデッサン力はさりげないカットにもうかがえ、底光りする魅力を放っています。

担当学芸員によるギャラリートーク
2009年1月24日(土)、3月14日(土) 午後3時より
ファミリー・コミュニケーションの日
毎月第1日曜日(1月4日、2月1日、3月1日)は、18歳未満または高校生以下のお子様とご一緒にご来館いただいた方は、展覧会を無料でご覧いただけます。

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