トップ最新展覧会情報バックナンバー2009年8月, 近畿>MIHO MUSEUM「若冲ワンダーランド」
 MIHO MUSEUM「若冲ワンダーランド」
芭蕉に鳥図(ばしょうにとりず)伊藤若冲筆 絹本著色 軸装一幅 江戸時代 18世紀 92.8×38.8 個人蔵 ※初公開 
 この展覧会は、最近新たに発見され初公開となる「象と鯨図屏風」を中心に、国内外の若冲の作品から、ワンダーランドの呼び名にふさわしい傑作を選りすぐって展示します。
  • 会 期
    • 2009年9月1日(火〉~12月13日(日)
  • 休館日
    • 毎月曜日【9/21、10/12、11/23は開館、9/24、10/13、11/24は休館】

芭蕉に鳥図(ばしょうにとりず)伊藤若冲筆 絹本著色 軸装一幅 江戸時代 18世紀 92.8×38.8 個人蔵 ※初公開

開館時間

午前10時~午後5時【入館は午後4時まで】

観覧料

大人1,000円、高・大生800円、小・中生300円
【20名以上の団体は各200円割引】
象と鯨図屏風(ぞうとくじらずびょうぶ) 伊藤若冲筆 六曲屏風一双紙本墨画 各縦159,4×横354.0 江戸時代 MIHOMUSEUM蔵《展示期間:911~12113全期間》※本邦初公開本展開催のきっかけとなった作品 寛政七年(1795) 象と鯨図屏風(ぞうとくじらずびょうぶ) 伊藤若冲筆 六曲屏風一双紙本墨画 各縦159,4×横354.0 江戸時代 MIHOMUSEUM蔵《展示期間:911~12113全期間》※本邦初公開本展開催のきっかけとなった作品 寛政七年(1795)
象と鯨図屏風(ぞうとくじらずびょうぶ) 伊藤若冲筆 六曲屏風一双 紙本墨画
各縦159,4×横354.0 江戸時代 MIHOMUSEUM蔵
《展示期間:9/1~12/13全期間》
※本邦初公開本展開催のきっかけとなった作品 寛政七年(1795)

 江戸時代の中期にあたる18世紀、絵画は史上まれに見る興隆の時期を迎えました。享保年間における、将軍吉宗の洋書解禁や、明・清の新しい絵画様式の移入などに触発され、かつて藤岡作太郎(1870-1910)が「旧風革新」と評したような創造の機運が、新興町人階級出身の画家の間で盛り上がりました。京都では、享保元年(1716)尾形光琳(1658-1716)が亡くなります。奇しくもこの年は伊藤若冲(1716-1800)の生年に当たり、町人出身画家の新旧交代を象徴するかのようです。

 当時、知識層の指導のもとに「写生」の絵が流行しました。円山応挙(1733-1795)がそれを代表する画家です。伊藤若冲もまた、写生を学び、花や鳥、動物を熱心に写生しました。しかしながら若冲が実際に描く絵は、細部まで克明に描写されながら、全体としては現実と異なる不思議な世界一ワンダーランドです。

 細密な描写の一方で、若冲は略筆の水墨画を描きました。そこでは自己の主観にもとづく、奔放な感興の吐出がみられます。まるで児童の絵のような天真燗漫さ、これもまた、若冲の世界の産物で、現代人の感性、美意識にも響きあい、近年大きな注目を集めるようになりました。

 この展覧会は、最近新たに発見され初公開となる「象と鯨図屏風」を中心に、国内外の若冲の作品から、ワンダーランドの呼び名にふさわしい傑作を選りすぐって展示します。
同時に、池大雅(1723-1776)、与謝蕪村(1716-1783)、曾我蕭白(1730-1781)、円山応挙、葛蛇玉(1735-1780)ら、京・大阪の画家にも範囲をひろげ、若冲と同時代の、個性的でかつスケールの大きな「ワンダーランドの共住者たち」にも照明を当てます。

□ 展示総数
約130点(内、初公開作品約30点)
※会期中展示替えを行なうため、常時約50点(内、若冲作品は35~40点)展示

□ 講演会
「若冲画の魅力」
 10月24日(土) 13:00~15:30
狩野博幸(同志社大学文化情報学部教授)
辻惟雄(MIHO MUSEUM館長)
◎講演会に参加ご希望の方は、事前に予約が必要です。
MIHO MUSEUM広報係 TEL:0748-82-3411
◎当日受付で入場整理券をお渡しいたします。
◎参加費は無料ですが、入館チケットは必要です。

□ 同時開催
「オクサスのほとりより 東西文明の架け橋・古代中央アジア」 (南館・中国展示室)

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