![安斎重男 ヨーゼフ・ボイス [6月2日、東京芸術大学体育館]、1984年](http://www.art-inn.jp/tenrankai/images/090915.jpg)
安斎重男 ヨーゼフ・ボイス
[6月2日、東京芸術大学体育館]、
1984年
- 会 期
- 2009年10月31日(土)~2010年1月24日(日)
- 休館日
- 月曜日・年末年始12月27日(日)~2010年1月4日(月)
※11月23日、2010年1月11日(月・祝)は開館、翌11月24日、2010年1月12日(火)休館
- 月曜日・年末年始12月27日(日)~2010年1月4日(月)
開館時間
9時30分~18時 ※入場は17時30分まで入場料
一般800円、前売・団体(20名以上)600円中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
※一年間有効フリーパス → ハイティーンパス「H.T.P.」1,000円/対象15歳以上20歳未満
「おとなのパス」2,500円/対象20歳以上
※取扱は、水戸芸術館エントランスホールチケットカウンター
1921年にドイツのクレーフェルトで生まれたボイスは、第二次世界大戦にドイツ軍の通信兵として従軍しますが、クリミア半島を飛行中に撃墜され、現地の遊牧民であるタタール人に命を救われます。戦後ボイスはデュッセルドルフの芸術アカデミーで彫刻を学び、芸術家として活動を開始しました。
1960年代前半には、ジョージ・マチューナスが設立した、フルクサスの活動にナム・ジュン・パイクらと共に参加し、アクション(パフォーマンス)の発表を開始します。全世界的に学生運動が活発化した1960年代後半、ボイスも「ドイツ学生党」を結成し、自分が教授として所属する芸術アカデミーの学生定員制度に反対し、教育の機会均等の権利を求めて大学当局と対立するようになります。
1970年代には、「国民投票による直接民主主義のための機構」や、「創造と学際的研究のための自由国際大学」を設立したり、エコロジー運動とつながりがある「緑の党」に立候補するなど、従来の芸術家の範疇を超えた活動を続々と開始しました。
こうした活動は、芸術とは絵画や彫刻といった「モノ」を作ることだけではなく、たとえ日常的な行為でも創造性をもって主体的に行えば芸術となる、という「拡大された芸術概念」や、社会とは人々が創造性をもって造形してゆくものだ、という「社会彫刻」といったボイスの思想を背景としています。
ボイスは、1984年に来日し、8日間という短い時間の中で、展覧会、パフォーマンス、学生との対話集会、レクチャーなど、さまざまなボイスの芸術活動を展開し、日本のアート界に賛否両論を巻き起こしました。本展では、このたび25年ぶりに発見された来日時制作の未公開ドキュメンタリー映像のほか、250点以上のマルティプル作品、ボイスの足跡を示す展覧会やパフォーマンスのポスター、来日時に交流があった日本人評論家やアーティストのヴィデオインタビューなど、貴重な作品や資料が公開されます。
また、国際シンポジウムやパフォーマンス、トークなどの関連企画で、ボイスのメッセージを多角的に検証します。
□ ヨーゼフ・ボイス プロフィール
ヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys、1921年~1986年)は、ドイツの現代美術家・思想家・教育者・社会活動家。脂肪やフェルト、石といった天然の素材を用いた立体作品や、巨大インスタレーションを制作したほか、パフォーマンスや、学生、政治家などと活発な公開議論も行った。「人間は誰でも芸術家である」と語り、人間ひとりひとりが創造性をもって参与することでより良い社会をつくりあげる「社会彫刻」という概念を提唱し、晩年は「緑の党」の設立やエコロジー運動に関わった。1984年に西武美術館の招聘で来日し、展覧会の他に対話集会、パフォーマンスをおこない、後進のアーティストや美術関係者に影響を与えた。
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