- 会 期
- 2009年10月4日(日)~12月23日(水)
- 休館日
- 毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
色絵 芥子文 皿 鍋島 江戸時代(17世紀末~18世紀初) 高5.8cm 口径20.4cm 戸栗美術館蔵
開館時間
9:30~17:30(入館受付は17:00まで)観覧料
一般1,000円/高大生700円/小中生400円 (団体20名様以上で200円割引)□ 関連語句
「藩窯(はんよう)」 ・・・ 江戸時代、各地の藩が経営に関わった窯。主には江戸後期に殖産のために作られた各地
の窯のことを指すが、一般的に鍋島焼も鍋島藩窯製品と呼ばれる。
「御用窯(ごようがま)」・・・江戸時代、禁裏や幕府、藩などの公の用務を司った窯。主に将軍家および幕府高官への
公的な献上・贈答品を作らせた鍋島藩窯は御用窯としての性格を持っている。
「官窯(かんよう)」 ・・・ 中国の皇帝や宮廷専用のやきものを焼造するための官営機関としての窯。またはその陶磁器。
景徳鎮窯は明代初期に、官窯が設置されて以降、清末までの約500年間官窯として存続。
また、鍋島焼は「日本の官窯」と呼ばれることもある。
□ 展示詳細
【鍋島焼の成立と展開】
佐賀藩が陣頭指揮を取り、天皇家や将軍家への公的な献上や贈答のために作らせた磁器、鍋島焼。成立年代やその後の展開など未だ明らかにされていないことも多いながら、岩谷川内から南川原を経て、1670年頃から大川内山で本格的に藩窯として稼動したものと考えられます。
最盛期を迎えた元禄年間頃には、サイズや器形などに規格が定められ、文様も洗練された構図で緻密に描写されました。民間流通の伊万里焼と同じ地域で作られ、同様の技法が用いられながらも、用途・目的の違いから作風も異なり、謹厳な表現の鍋島焼には、君主の磁器としての威厳が感じられます。
第1部では、鍋島焼の初期から盛期にかけての名品を中心に、その表現と技術の粋をご覧いただきます。そして、精巧に描かれた裏文様もあわせてご紹介します。
【景徳鎮官窯の成立と展開】
景徳鎮窯では元代から青花磁器を焼造し始めますが、ほぼ時を同じくして官窯的な役割を担いはじめ、明代初期になって正式に官窯が置かれたと考えられます。明代前期の官窯は、厳しい統制が敷かれ、一定の形式を持った丁寧な作行の作品が作られましたが、中期・後期には体制が変化し、官の指揮のもと民窯で御用の磁器が焼かれるようになり、民間の様式が官製品にも影響しました。明朝から清朝への政権交代期には、動乱により一時官窯の機能がストップしますが、清朝の社会が安定した後は、後世に名を残す優秀な役人が現れて官窯の発展に貢献し、多くの新技法が開発・導入されました。
第2部では、元代から清代までの官窯磁器を時代順に追い、皇帝の交替や官窯体制の変化にともなう作風の変遷をご覧いただきます。
【釉(うわぐすり)の美】
景徳鎮窯で青花磁器を焼成しはじめてから、陶磁器をキャンバスと見立て文様を魅せる作品が作られてきましたが、清朝になると文様ではなく釉薬の色の美しさを魅せる作品の開発にも力が入れられ、深みのある紅色やピンク色、抹茶色などさまざまな色の釉薬が生み出されました。一方、鍋島焼にも美しい青緑の釉色を魅せる作品があります。それが鍋島青磁です。鍋島青磁には変形皿や彫塑的な香炉など変化に富んだ造形の作品が多く、丸い皿に精緻な文様が描きこまれた染付や色鍋島とは一線を画す存在です。
第3部では、美しい色の釉薬がかかった景徳鎮磁器と鍋島青磁をご紹介します。
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□ 展示解説 展示期間中、第2週・第4週の水曜日と土曜日に、当館学芸員による展示解説を行ないます。 予約は不要です。入館券をお求めの上、ご自由にご参加ください。 【第2・第4 水曜日 午後2時~】 10月14日・28日、11月11日・25日、12月9日・23日 【第2・第4 土曜日 午前11時~】 10月10日・24日、11月14日・28日、12月12日 □ メモリアルデー 10月14日(水)は創設者・故戸栗亨を偲びまして、無料観覧日と致します。 |
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| 黒地緑彩 花鳥文 盤 景徳鎮窯 清・雍正年間(1723~35) 高4.5cm 口径20.8cm 戸栗美術館蔵 |
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