トップ展覧会レポート >バックナンバー2007年2月
みんな絵本が好きになる!
「チェコ絵本とアニメーションの世界」開催中!


ヨゼフ・チャペック『長い長いお医者さんの話』より
「郵便屋さんの話」
挿絵(原画)c.1932 個人蔵、プラハ
※2/10~3/18までの展示となります。

「Art inn美術館携帯ガイド」で音声ガイド配信中!


20世紀の美術を巡る壮大なアート・アドベンチャー!
「国立新美術館開館記念展 20世紀美術探検 -アーティストたちの三つの冒険物語-」
好評開催中!

トム・ウェッセルマン 《浴槽コラージュ #2》 1963年
所蔵:東京都現代美術館 Tom Wesselmann, Bathtub Collage #2, 1963, Museum of Contemporary Art, Tokyo ©Estate of Tom Wesselmann / VAGA, New York & SPDA, Tokyo, 2006

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無名だから新鮮で面白い!
「だれも知らなかった アルフレッド・ウォリス -ある絵描きの物語-」展開催中!


《岬と2隻の3本マスト船》1934-38年頃 油彩、厚紙
所蔵:ピア・アーツセンター、ストロームネス

知らないから味わえる新鮮な喜び

 イギリス・コーンウォールのセント・アイヴスで船具商を営み、70歳になってから独学で絵を描き始めた異色の画家アルフレッド・ウォリス。過去に2度(1986年「芸術と素朴」展・世田谷美術館、1989年「セント・アイブス」展・世田谷美術館ほか)、一部の作品が紹介されたに過ぎない、非常にローカルな画家である。
 本展覧会は、日本では無名と云っていいウォリスの絵画・素描・オブジェ80点あまりに加え、彼を見出したベン・ニコルソンとクリストファー・ウッドの作品約10点と書簡などの関連資料で、ウォリスの生涯と芸術の全体像を紹介する。
 カンバスは厚紙や板切れ、絵の具は船舶用のペンキ、無茶苦茶な構図など、幼児のお絵描きのような作品には、現代のアートが失ってしまった素朴な味わいがある。イヤそれ以上に、まったく知らない作家を知った時の驚きがある。タイトル通り「誰も知らなかった」作品を見た瞬間の新鮮な喜びは、有名な作品では感じられないかけがえのない感動がある。


『日本美術が笑う』展 縄文から20世紀初頭まで若冲、白隠、円空、劉生-
『笑い展 現代アートにみる「おかしみ」の事情』大好評開催中!


鳥光桃代 《Horizons》 2004年
人工芝、発泡スチロール、PVCパイプ、モーター、ウレタン樹脂



 みなさん笑ってますか! 忙しくて深夜のテレビ番組から流れるお馴染みの芸人を観て笑うのが関の山ではないでしょうか? そんな多忙な現代人に森美術館が贈るとっておきの企画。「新旧・笑いのダブル展」と銘打たれた本展覧会は文字通り、日本美術(旧)と現代アート(新)それぞれの分野を「笑い」でバッサリ切り込んだ大胆な展覧会だ。
 和んだ笑いが思わず出てくる日本美術。馬鹿馬鹿しく爆発的な笑いがこだまする現代アート。笑いについて深く考えさせられたかと思えば「これがアートかあ?」と疑いたくなるようなくだらない作品までバラエティー豊かに集めた懐の深い展覧会であるが……とにかく会場へ行って「展覧会でゲラゲラ笑う」という、常識的な展覧会ではあり得ない痛快無比な体験を味わってほしい。



東京オペラシティアートギャラリーで2007年3月25日まで開催中の「土から生まれるもの:コレクションがむすぶ生命と大地」は、2600点に及ぶ東京オペラシティコレクションの中から、タイトルの意味するテーマ通りの作品約140点を選び、全館を使って大々的に展示している展覧会だ。
小川待子 《Li2O・NaO・CaO・Al2O3・SiO2: 水の破片》 2007 陶、磁土


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