■ 内覧会レポート!東京国立近代美術館「生誕100年 東山魁夷展」
2008年3月28日、竹橋の国立近代美術館で開催された、内覧会に行ってきました!
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3 第1章 模索の時代
1 会場入ってすぐ右壁面。一面の雪景色の中、スケッチに勤しむ、東山魁夷。
2 まだ画風が確立する前の作品が並びます。魁夷にも、模索の時代があったのです。
写真右から2番目の雪山の作品は、東京美術学校の卒業制作で、続けて、昭和6年に開催された第12回帝展にも出品された、『焼嶽初冬』。
特集1 ドイツ留学
3 東京美術学校卒業後、研究科に籍を置いた魁夷は、若いうちに西洋を見ておこうと、以前からその荘厳な暗さに惹かれていたドイツへ留学しました。2年間渡航費を稼ぎつつ、ドイツ語を学んだのだとか。ローテンブルクでは、中世の美しさの残る町並みの中に、今も人々が生活していることに驚嘆したそうです。当時のスケッチが数々展示されています。鉛筆のようなもので、柔らかく描かれた線の上に、透明感あふれる彩色が施され、魁夷の西洋への温かな眼差しが伺えます。
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5第2章 東山芸術の確立
4.5 この当たりから、私たちの知っている、東山作品が登場します。会場突き当たりに展示されているのが、本展のパンフレットにもなった『道』。この道の先には一体何があるのでしょう。
敗戦後、日本画亡命論さえ飛び出した時代、魁夷はすでに風景画家としての立ち位置を決めており、「日本画」を書き続けていくことに迷いは無かったといいます。
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7 特集2 <自然と形象>と≪たにま≫
6 「雪の谷間」という主題に、魁夷は再び取り組みます。
7 たにまのスケッチの数々。これらは、戦後のある時期、信州の上林温泉や野沢温泉で行われたそう。
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9 第3章 ヨーロッパの風景
8.9 戦前に一冊の北欧写真集を見てから、憧れをいただき続けていた魁夷は、昭和37年に、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドを旅します。そこで見た北欧の広大で、時に超現実的な自然は、多くのインスピレーションを魁夷に与えます。8.写真左から2番目は、フィンランドの果てしなく広がる森と湖を描いた≪白夜光≫。湖面の冴えた金属のような鋭さと、暗くどこまでも広がる森が厳しい自然の様子を伝えます。
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12 特集3 白馬のいる風景
10~12 突然、魁夷の描く風景の中に、白馬が登場します。白馬は魁夷の「心の祈り」であり、描きこんだ動機は「切実なもの」だといいます。
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14 第4章 日本の風景
13~14 親交のあった作家、川端康成に、京都を描くなら今しかないと以前から勧められていた魁夷は、北欧の連作を書き終えた後、一連の≪京洛外図≫を描きます。13.左から2番目は京都の丸山公園にあるしだれ桜を描いた≪花明り≫。
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17 ■第5章 町・建物
15~17 ≪京洛外図≫の連作が一段落し、魁夷はドイツ、オーストリアへと向かいます。ひっそり生きるヨーロッパの北国の古都を訪ねるのが目的。ドイツの古い町を旅していると、心が休まると魁夷は言ったそうです。15.写真中央は、環境都市として名高いフライブルクの夕暮れの情景を描いた≪晩鐘≫。
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19 特集4 窓
18.19 窓を描いたシリーズ。窓を通して、魁夷は人々の生を感じ、また、自己への内観を深めていきます。
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21第6章 モノクロームと黒
20.21 昭和51年、魁夷が初めて中国を訪れた際、桂林の景勝地を描いた作品。水墨画ではなく、岩絵の具で彩色されています。
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23特集5 唐招提寺の障壁画
22 魁夷は63歳で唐招提寺御影堂の障壁画を描く仕事を引き受け、なんと11年もの歳月をかけて制作したといいます。生涯のすべてを捧げる気持ちだったのです。
23 スケッチの数々。
24第7章 おわりなき旅
24 唐招提寺の障壁画を描いた後の作品。一山越えたのちも、終わりのない旅は続きます。
魁夷は、平生から「生かされている」という言葉を信条とし、永久に変わらないものは死であり、移ろい変わるものこそ正である、と語ったそうです。
※2Fにも魁夷の描いた、 唐招提寺の障壁画が展示されています。(襖絵部分のみ、唐招提寺より、お借りしてきているとのこと。)
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27 25 1F会場入口ロビーにて、魁夷の足跡を辿る映像が流れています。本人が語る、風景に興味を持った背景や、すみ夫人のお話などが入っています。
26 グッズ売り場、内覧会の日はお休みでした…。
27 展覧会カタログ、2300円也。
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30 28~30 会場を後に。午後5時ちょっと過ぎ、ずいぶん陽も長くなりました。皇居の周りは桜が満開。毎年、この時期のほんの一瞬に、桜が咲く日本の良さをひしと感じます。今日も満腹、満足でした!
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