
9月某日晴レ 神奈川県立近代美術館 葉山「オルセー美術館・フランス国立図書館 所蔵 フランスの浮世絵師 アンリ・リヴィエール 展」へ。
本展はフランス人版画家アンリ・リヴィエール(1864~1951)の版画、水彩画、写真、出版物、影絵と彼自身の浮世絵コレクション、そしてリヴィエールの作品に影響を受けた日本の版画家の作品が展示された回顧展。
◆会期:2009年9月5日(土)~ 10月12日(月・祝)

本展はウィーン・ミュージアム所蔵のクリムト、シーレを始めとする19、20世紀に活躍した画家の作品120点を四都市に渡って巡回する展覧会です。
オーストリア.ウィーンと言えば、絵画よりも音楽の都のイメージが強い事と思います。しかし19、20世紀の間にはクリムト、シーレの台頭、そして分離派誕生等の劇的な芸術活動があり絵画史の一ページを飾る大きな躍動がありました。そして当展覧会に出品されている120点からそれを感じ取る事が出来ます。

シルバーウィークももうすぐ終わりな2009年9月22日、長澤英俊展バスツアーに参加しました。埼玉県の3つの美術館(川越市立美術館、遠山記念館、埼玉県立近代美術館)で開催中だった長澤展を、作家ご本人の解説&昼食付きで周るという贅沢な企画。
今年8月埼玉近代での展示を観てから、作品全体に流れる禅的な静けさと緊張感、宇宙観、そして長澤さんのイタリアでのドキュメンタリー映像に興味を持ち、この日をワクワクしながら迎えました。
左の写真は遠山記念館の周りに群生する蓮池。キレイ~。
今、見ているものが、本当にそこに存在するといえますか?
中身の見えないものをアートするのは、鑑賞者にとっても難しい。
彼の作品の不思議なところは、鑑賞者の視線をあまりにも意識していないように感じられること。
海外での彼の作品のひとつに、完全に作品を閉じ込めて見えないようにするものがありますが、この意はなんでしょう。
近年大注目!1977年大阪生まれの新進ペインター、政田 武史氏の新作展が新宿のWAKO WORKS OF ARTで絶賛開催中です。
政田氏の作品を最初と出合ったのは3、4年ほど前だったか、神楽坂の長期滞在型ホテル「アグネスホテル アンド アパートメンツ東京」でのアートフェアにて。
スケッチブックに平筆のタッチを活かし、ブロックをひとつひとつ丹念に積み重ねるように描かれたミラーボールのドローイングがとても印象的でした。アースカラーをメインに、紫や紺色を程よく滲ませた画面に、水彩の良さを知っているな、巧いな、と思ったのでした。
そして新作を集めた本展。政田氏の真骨頂、SFやホラー系サブカル映画をソースとした作品群は、静かに尖がっています。一見何を描いたものかが分かりにくい作品も少なからずありますが、モチーフの正体を知ると、思わず「ゾクッ」。途端に不穏な空気に包まれるのです…。
…では、こちらの一見海老のようなものの正体は??
◎会期:2009年9月11日(金)~10月10日
東京にてベルギーを主題においた2つの展覧会が9月より開催されています。
◆Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)
「ベルギー幻想美術館 クノップフからデルヴォー、マグリットまで」 2009/09/03~2009/10/25
◆損保ジャパン東郷青児美術館(新宿)
「ベルギー王立美術館コレクション ベルギー近代絵画のあゆみ」 2009/09/12~2009/11/29
姫路市立美術館のベルギー近代美術コレクションから構成された本展。姫路市とベルギーの工業都市シャルルロワ市は姉妹都市であることから、質量とも富んだ作品を所蔵することとなったとか。
また、本展タイトルになっている「ベルギー幻想美術」というくくりは美術史の中には無く、19世紀後半からベルギーで起こった都市や産業の飛躍的な発展の影で、人々の心にひずみが生じ生み出された一癖有る!?作品を集め、本展ではこう呼ぶことにしたのです。
内向的なベルギーの作家たちによる、象徴主義、シュルレアリスム、表現主義の海に漂うような幻想的な展覧会です。
◎会期:2009年9月3日(木)~10月25日(日)
以下、ざっとご紹介♪
入口近くから展示される「東京/TOKYO」「コザ/KOZA」「ニューヨーク/NEW YORK」と、出口側で展示される「東欧/EASTERN EUROPE」「ソ連/U.S.S.R」の二部に分かれるような印象の会場だが、ここでの便宜上、入口側の展示を第一部、出口側を第二部とすると、第一部は瞬間的に魅力的な被写体、衝撃的且つ扇動的なモチーフを狙っているようで、第二部は被写体の在り方、たたずまい、寄る辺なさ、即ち存在に焦点を当てているような印象を投げかける。
写真群はおのおのの魅力があるが、私の感性は、後半の作品の吸引力に引き寄せられた。





